中東を拠点に国際協力の分野で活動する佐藤真紀のオフィシャル・ブログ コメントはkuroyonmaki@yahoo.co.jpまで


by kuroyonmaki
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

カテゴリ:難民( 34 )

難民

「難民受け入れ」に第三の道

9月19日・20日にニューヨークで開催される予定の難民・移民関連のハイレベル会議を前に、9月17日(土)には世界各地で「難民受け入れを訴えるデモ」が開催される予定です。「難民受け入れを訴える」とは具体的にどういうことなのでしょう?

前回のブログでは「移民」と「難民」の定義の違いについて解説しました。今回は「難民の受け入れ方」について、伝統的な二つの方法と、最近特に欧米諸国での導入が増えている「第三の道」について紹介したいと思います。


難民の受け入れ方法、その1「待ち受け方法」

難民の代表的な受け入れ方法の一つが「待ち受け方法」です。母国で「迫害のおそれ」がある人が何とか自力で母国を脱出し、別の国(例えば日本)に辿り着いた後、その国の政府に対して「難民認定して下さい」と申請するルートです。国際法上は自国を出た瞬間に「難民」ですが、便宜上、政府や国際機関に難民認定される前の人のことを「庇護申請者」、正式に難民認定された後の人のことを「難民」と呼んでいます。

前回のブログにも書いた通り、この難民認定は通常「1951年の難民の地位に関する条約」に書いてある定義に従って行われます。世界中のどの国(当然日本)も、自力で辿り着いた「難民」を迫害のおそれがある国に追い返してはいけない、という国際法上の義務があります。

テレビや新聞報道などでよく見る地中海等の「ボートピープル」は、基本的にこのルートで自力で母国を脱出して他国で庇護申請しようとしている人たち、と理解してほぼ間違いないでしょう。本来はあのような危ない航海をしないで他国に入国できれば良いのですが、難民がやってきそうな国出身の人達に対してほとんどの国がビザの事前取得を義務付けているので、密航しないと庇護申請できないというジレンマがあります。

先日、リオ五輪マラソンで銀メダルをとったエチオピアのオロモ族出身の選手が、エチオピアに帰らずブラジルで庇護申請したというニュースがありました。特定の民族に対する迫害と、そのことを世界的に訴えたという政治的な意見に基づく迫害のおそれが主訴であると言えます。五輪参加のあたかも「ついで」かのように庇護申請したのは、そういう時でないとなかなかビザを取得できないからです。

ちなみに「亡命」という言葉を日本語の報道でよく見かけますが、国際的には最近はほとんど使われなくなっています。「亡命」という言葉は、母国における迫害のおそれ以外の事情で他の国に移住する特異なケースで使う方が、今日的な国際的用語使いとより平仄がとれるでしょう。

世界的に見ると、このルートで難民認定されるのを待っている「庇護申請者」の数は2015年末時点で320万人。そのうち200万人が2015年に新たに庇護申請し、うち44万人はドイツにおける新規庇護申請者の数です。

日本における庇護申請者の数は、2014年は5000人、昨年2015年は7586人。そのうち日本政府によって正式に「難民認定」された人の数は、2014年が11人、2015年が27人。ここでよく議論されるのが、ある年に難民認定された人の数をその年の庇護申請者の数で割った「難民認定率」で、日本の場合その比率が低すぎるという指摘があります。

ただ、そもそも難民認定に1年以上かかるケースも珍しくないので、単純な割り算では分母と分子の対象者にズレが生じてしまい正確ではありません。

もっと言うとこの難民認定率、実は0%でも100%でも少なくとも理論上は問題ありません。なぜならこの「待ち受け方法」では、どんな庇護申請者がどの国からいつ何人くるのか、そのうち何人くらいが本当に母国において「迫害のおそれ」がある人なのか、待ち受ける国(例えば日本政府)はコントロールできないからです。

なので、「庇護申請者の数」や「難民認定率」を単純に他国と比較しても、「でも来ている人が違いますから・・・」と言われればそこで議論が終わってしまいます。

本格的に「おかしいでしょ」と指摘するのであれば、例えば母国において姉妹で同じような女子教育推進活動をしていてそれが理由で暴行を受けそうになり、警察に保護を求めても全く助けてくれないから外国に逃れて庇護申請したのに、姉がA国で難民認定されて、妹がB国で難民認定されないようなことがあった時、初めて「それは変じゃないですか?」と指摘できるわけです。

難民の受け入れ方法、その2「迎えに行って連れて来る方法」

二つ目は、既に他国で難民状態になっている人をわざわざ迎えに行って自国に連れて来る方法で、公式には「難民の第三国定住」と呼ばれています。母国が第1国で、既に庇護を求めて(または一時的に与えられて)いる国が第2国で、その難民を連れて来ようとしている国が第3国にあたります。

この方法が上の「待ち受け方法」と大きく違う点は主に二つあります。一つ目の違いは、第3国の政府がどこの国にいるどの難民を何人いつ受け入れるか、ほぼ完全に計画・管理できるところです。例えば、日本政府も綿密な予算措置と計画の下、2010年にこの方法でタイやマレーシアにいるミャンマー難民の受け入れを始め、過去6年間で105人のミャンマー難民を日本に連れてきました。

もう一つ目の違いは、第一の「待ち受け方法」の場合、いったん自国に辿り着いた難民は追い返していけないという法的義務がありますが、この第二の「連れて来るルート」で難民を受け入れる法的な義務はどの国にもない、ということです。

現時点で日本を含め33カ国がこの「連れて来るルート」で難民の受け入れを行っています。毎年の世界全体の受入数は10万人前後で、その7・8割はアメリカに「第三国定住」しています。このルートでの受け入れが必要な難民は、UNHCRによれば世界で100万人強いると言われ、実際の受け入れ規模がニーズに全く追いついていないので、第一のルートで危険な航海を試みる難民が絶えないという指摘があります。

そこで、9月20日にニューヨークで開催される「オバマ・サミット」では、この「連れて来るルート」での保護が必要とされている難民について、どの第2国から何人を受け入れるのか、各国政府が表明する場として注目されています。ちなみに、会議のホスト国であるアメリカはつい先日、過去1年間で既に1万人のシリア難民の「連れて来るルート」での受け入れを達成したそうです。

難民の受け入れ方法、その3「民間スポンサーになる方法」

一般的には、上で書いた「待ち受けルート」と「連れて来るルート」が今までの難民の主流な受け入れ方で、両方とも政府主導で様々な決定や支援策が実施されています。その一方、特にここ数年注目され始めより広く導入され始めているのが、「民間スポンサー(Private Sponsorship Scheme)」方式です。

一言で「民間スポンサー」といっても色々な形態があり、就職先や慈善団体がスポンサーになる場合や、親戚や友人・知人など何らかの「リンク」がある人が受け入れ先・連絡先・身元保証人になる場合など様々です。今までも「核家族(両親と、未婚で未成年の子)」については、第二の「連れて来るルート」で来た難民の家族として受け入れを許可していた国は多いのですが、それとは違って、遠い親戚や必ずしも血縁関係が無い人もスポンサーになれるのが、最近の新たな特徴と言えます。

この制度で受け入れられる難民に対する生活支援も、国・地方自治体・民間スポンサーの間で誰がどこまで負担するのか、千差万別です。国は法的な滞在許可だけを与え、生活支援の殆ど全てを民間スポンサーが面倒を見る方式から、民間スポンサーは「保証人」になればよく、生活支援の大半は実質的には公的援助によって賄われているものまで、かなりの濃淡があります。

規模については、例えばカナダでは、この民間スポンサー制度は既に1976年から始まっていて、今までに約25万人の難民がこの方式でカナダに移住しています。更に言うと、カナダでは政府と民間の「ハイブリッド受け入れ方式」も2014年から導入されました。

ドイツではシリア難民を対象に、16州のうち(バイエルンを除く)15の州において民間スポンサー制度が新たに設けられ、基本的に家族や親戚がスポンサーになれることになっています。各自治体主導ということで最新のデータ入手が難しいですが、2013年から数えて少なくとも1万人以上のシリア難民がこの民間スポンサー制度でドイツに受け入れられたと考えられます。

更に今年7月には、イギリスもこの民間スポンサー制度での難民受け入れを始めることを決定しました。

伝統的に難民保護は政府のお仕事と思われていましたが、政府や公的機関に訴えるばかりでなく、民間スポンサー制度は「草の根の人道主義」を地で行くものと言えるでしょう。「公的支援の民営化」については批判が無い訳ではありませんが、欧米の潮流では「民間スポンサー」は増加傾向にあるようです。

「日本も難民の受け入れをもっと増やさなくてはいけない」という意見を目にします。第一の方法で「難民の受け入れ」を増やすには、どういう庇護申請者が何人やってくるのかは受け入れ国のコントロール外にあるので、日本政府の難民認定基準を抜本的に改訂する必要があるでしょう。一方で、第二の「連れて来る方法」か第三の民間スポンサーについて議論する際には、より能動的かつ民主的な検討ができるようになります。

特に民間スポンサー制度で最終的な決定打になるのは、政府の施策でないのはもちろんのこと、既に日本にいる難民は非常に少ないので家族や親戚関係でもなく、難民と特段「リンク」の無い日本国民がどれだけ自腹を切って難民を隣人あるいは同居人として迎え入れる覚悟があるのか、ということになるでしょう。



[PR]
by kuroyonmaki | 2018-06-06 14:55 | 難民
絆ぐるぐる難民支援
 石巻から届けられた洋服をシリア難民に届けるとともに、出会った難民が必要としているものがあれば、できるだけ対応したい。特に、イラクとヨルダンは、福島や石巻の支援に協力していただいた。その2つの国が今、シリア難民を抱え深刻な状況にないつつあるのだ。

北イラクのアルビルは、バグダッドやバスラの治安の悪化とは関係なく、そのせいで、投資がすすみ経済が発展してきた。バグダッドを離れて、家を買うアラブ人も増えている。10年前とは信じられない発展の仕方だ。
シリア難民たちも、ドホークの難民キャンプにいるよりは、アルビルで仕事を探す人が増えている。私は、先日榎本職員とモールのカフェでお茶を飲みながら、仕事の打ち合わせをしていた。
コーヒー一杯は5000IDで400円位するので、日本以上に高い。特に円安は、ドルで稼いでいるわけではない我々にはひびくが、ここでビジネスをしている裕福なクルド人や外国人たちにとっては、なんともなく、700ドルはするI-phne を持っている地元の人たちもたくさんいる。
IMG_5965

タクシーでホテルに帰る途中、道端に座っているシリア難民らしき人たちが見えた。ちょっと気になったので、夕方もう一度来てみた。
P1130047

そこには、8家族が廃墟やテントでくらしており、全員がアレッポから逃げてきたという。長い人で一か月前だという。
戦闘に巻き込まれて、手足に被弾した男たちもいた。10日前に、アルビルにきたという家族はほとんど何も家財道具がなく、通りがかりの親切なクルド人が、肉を差し入れてくれたが、冷蔵庫もコンロもないからどうしたものかと嘆いている。
IMG_5864

生後3か月の赤ちゃんは、アレッポの産婆さんが取り上げてくれた。その後父親は銃撃戦に巻き込まれて命を失った。しかし、銃撃は激しく死体を確認することは出来ずに、アルビルまで逃げてきたのだという。
他にも、何人かおむつのとれない子どもがいたので、向かい側のモールで粉ミルクとおむつを購入して持って行ってあげた。
047

本当に着の身着のまま逃げてきた人たちで、食料もなく、ちょっとした支援が必要。この日は、幼い子供がいる4家族におむつと粉ミルクを配ったが、食糧も不足しているとのことなので、翌日もう一度行くことになった。
 
さとうまき
[PR]
by kuroyonmaki | 2013-05-24 01:59 | 難民
内戦が続くシリアでは、多くの犠牲者が出ています。一日も早く、紛争が終結することを願います。しかし、シリアでは、クラスター爆弾の使用が、昨年、ヒューマンライツウォッチなどのNGOやBBC,ロイターなどのメディアで伝えられました。戦闘機から落下されたロシア製クラスター爆弾に加え、今年の1月には、エジプト製の地上発射型クラスター爆弾の使用が確認されています。
http://www.hrw.org/ja/news/2012/10/14
http://www.hrw.org/ja/news/2012/10/23-3
http://www.hrw.org/ja/news/2012/11/27-0
http://www.hrw.org/news/2013/01/14/syria-army-using-new-type-cluster-munitionhttp://www.jcbl-ngo.org/joygvevxq-24/?block_id=24&active_action=journal_view_main_detail&post_id=742&comment_flag=1
このような、爆弾の使用は、内戦終結後も多くの犠牲者を出し続けることが明確です。
クラスター爆弾に関しては、クラスター爆弾禁止条約(CCM)(通称、オスロ条約)が、2008年に作られました。現在111ヶ国が署名しています。このような国際条約が存在することにより、条約に加盟していない国に対しても、使用を制限する圧力があるといわれています。
しかし、シリアは、条約に署名していません。
昨年から論争になっているクラスター爆弾ですが、ヒューマンライツ・ウォッチによれば、シリア政府が、「所有と使用を否定」したにもかかわらず、状況証拠や証言から、シリア軍が使用したと結論づけました。
しかし、1月になって使用が確認されたエジプト製の地上発射型のクラスター爆弾に関しては、反体制派の武装勢力が使用した可能性も否定できません。
 JIM-NETでは、クラスター爆弾の禁止に尽力しているJCBLと協議し、シリア政府に抗議を行うことになりました。
JIM-NET内や、関係するシリア支援団体とも議論した過程で、「一方的にシリア政府を非難するのはいかがなものか」「ヒューマンライツナウの情報は確かなのか?」「反アサドキャンペーンに加担するのではないか」「もっと厳しくシリア政府を批判すべき」などいろいろな意見が出ました。
 私たちは、シリア政府、反体制派のどちらかを支持するのではなく、クラスター爆弾の使用に反対して、特に子ども達が犠牲になることを防ぐために、シリア政府が責任を持つことを、要請しようということになりました。
2001年以降の「テロとの戦い」などで問題になっているのは、テロリストらが使う非人道的兵器です。国際条約を作ったところでテロリストが遵守するとは思えませんが、条約に加盟する国々が、使用、製造、貯蔵をなくし、輸出しないことで、市場にクラスター爆弾が出回らないようにすることが重要だと考えます。
クラスター爆弾の使用を非難し、シリアもぜひオスロ条約に入ってほしいとJCBLが想起した要請文に賛同する団体を呼びかけました。
草案ができるのに時間がかかり、呼びかけ期間が2日間しかありませんでしたが、9団体が賛同してくださり、JCBLの内海さんとJIM-NETの佐藤がシリア大使館に要請文を届けました。
今後は、このようなクラスター爆弾を製造しているロシアやエジプトといった国に対しても厳しく非難していくべきだと思います。

with Maki.JPG
JCBLの内海さんとJIM-NETの佐藤
P1030173-2.jpg
 残念ながら、事前にお願いしていた代理大使との面談はかないませんでしたが、職員の方に要請書を手渡しして、「シリアの人々のことを心配しています。1日も早く紛争を終わらせるように、長く人々を傷つける兵器の使用はやめてくださいと本国に伝えてください」とお願いしました。
passing.JPG

  この文書を受け取ってくださった方も「家族がダマスカスにいるので、心配で夜も眠れません」と話して下さいました。
 人々を守るためにクラスター爆弾が二度と使われないように、私たちがすべきこと、少しずつでも続けてまいります。

IMG_1982.JPG
お届けした要請文書の日本語訳は以下の通りです。

----------------------
駐日シリア・アラブ共和国大使館
臨時代理大使/一等書記官
フィラス・アル・ラシディ様

クラスター爆弾使用に関する抗議

 私たちは、シリアの友好国である日本の市民として、2011年3月から激化したシリア騒乱により、多くの市民が犠牲者になっていることを、遺憾に思い、直ちに、紛争が終結し、これ以上の犠牲者が出ないことを望んでいます。
 特に、クラスター爆弾といった戦闘終了後も不発弾が残り、広域へ影響し、市民への危険をより深刻化させる兵器の使用に関して、危惧しています。
 これらの兵器は、不必要に市民に苦痛を与え、和平後の復興の妨げになります。また、特に子どもたちが多く犠牲になることが予測され、シリアの将来に暗雲をともすでしょう。
 昨年、10月にソビエト製クラスター爆弾のシリア軍による使用、今年1月に入ってからは、地上発射型のクラスター爆弾を使用したとの報道や報告がありました。
 私たちは、シリア政府軍がこのような「非人道的」兵器であるクラスター爆弾を使用したことを非難し、今後は使用しないこと、不発弾処理を早急に行うこと、クラスター爆弾禁止条約に即刻加盟することを求めます。

特定非営利活動法人 地雷廃絶日本キャンペーン
代表理事  北川 泰弘

賛同団体:
日本イラク医療支援ネットワーク
アーユス仏教国際協力ネットワーク
JHP・学校をつくる会
特定非営利活動法人 国際協力NGOセンター(JANIC)
ピースボート
グリーンアクションさいたま
日本国際ボランティアセンター
ヒューマン・ライツ・ウォッチ
公益社団法人 アムネスティ・インターナショナル日本
[PR]
by kuroyonmaki | 2013-02-03 11:57 | 難民
シリア内戦の死者は6万人を超えたとのこと。難民も周辺国で50万人を超え、キャンプと都市難民ともに寒い冬を迎えています。
私たちは昨年4月より、難民支援を行っていましたが、この危機的な状況が続いていることを危惧し、昨年末から、アルビルの望田を中心に現場の状況調査を開始。年末年始に佐藤代表が、アルビルとアンマンを視察し、サダーカの田村代表らと面談し、さらなる支援を継続すべきと判断ました。特にJIM-NETは、イラク戦争時の難民支援の経験や、医療支援という得意分野を持って、貢献し、さらに、長くこの地域にかかわってきたスペシャリストらとも連携して、紛争解決へ向けたアドボカシーを行うべきであるという結論に至りました。
特に、妊婦の数が多く、充分な支援を受けられていません。
ヨルダンでは、私達が支援してきたアーキーラ病院も、予算がなくなり、産婦人科を一時的に閉鎖しました。早く再開すべく 当面300万円ほどの資金が必要です。
まずは、緊急に報告会を開くことになりました。急なお知らせですがよろしくお願いします

20130102_163347.jpgIMG_0039.JPG
写真は、シリア国内の避難民キャンプで暖を取る人々。右は、アンマンの都市難民の生まれたばかりの赤ちゃん。


http://blog.livedoor.jp/jim_net/archives/52298711.html
クレジット募金も可能です。
http://www.jim-net.net/supporters/#donation
----------------------------------------------
シリア緊急報告!
シリアの人々を見捨てないために
 @明治学院大学 白金校舎
-----------------------------------------------
◆日時:2013年1月15日18:30-

◆トーク
コーディネーター:平山恵(明治学院大学国際学部、サダーカ・アドバイザー)
報告:佐藤真紀(JIM-NET事務局長)
    田村雅文(サダーカ代表可能ならアンマンからスカイプ)
葉狩(サダーカ)、望田(jim-net)
◆共催:明治学院大学平和研究所、JIM-NET,サダーカ
◆問い合わせ:03-6228-0746(JIM-NET)
          090-5412-2977 (佐藤携帯 10日以降)
◆入場無料、30名程度

◆会場:明治学院大学 白金校舎本館3F1302教室
http://www.meijigakuin.ac.jp/access/
〒108-8636 東京都港区白金台1-2-37

・白金台駅 東京メトロ南北線/
都営地下鉄三田線 2番出口 徒歩約7分
・白金高輪駅 東京メトロ南北線/
都営地下鉄三田線 1番出口 徒歩約7分
・高輪台駅 都営地下鉄浅草線 A2番出口 徒歩約7分
[PR]
by kuroyonmaki | 2013-01-12 11:41 | 難民

シリア緊急報告 1月15日

年末年始、シリア支援を本格的に行うために、アルビル(イラク)アンマン(ヨルダン)に調整に
行った佐藤真紀(JIM-NET事務局長)が10日に帰国し、明治学院大学で報告を行います。

共催のサダーカや他のNGO、有識者とも協力し、人道支援だけではなく、紛争を終わらすためにはどうするのかを議論したいと思います。皆様、ぜひお越し下さい。

メディア関係者の方々にもぜひ聞いていただきたいと思います。お待ちしております!
----------------------------------------------
シリア緊急報告!
シリアの人々を見捨てないために
 @明治学院大学 白金校舎
-----------------------------------------------
◆日時:2013年1月15日18:30~

◆トーク
コーディネーター:平山恵(明治学院大学国際学部、サダーカ・アドバイザー)
報告:佐藤真紀(JIM-NET事務局長)



◆問い合わせ:03-6228-0746(JIM-NET)
          090-5412-2977 (佐藤携帯 10日以降)

◆会場:明治学院大学 白金校舎本館3F1302教室
http://www.meijigakuin.ac.jp/access/
〒108-8636 東京都港区白金台1-2-37

最寄駅からのアクセス
・品川駅
徒歩約17分または都営バス「目黒駅前」行き
「明治学院前」下車
・目黒駅
徒歩約20分または都営バス「大井競馬場前」行き
「明治学院前」下車
・白金台駅 東京メトロ南北線/
都営地下鉄三田線 2番出口 徒歩約7分
・白金高輪駅 東京メトロ南北線/
都営地下鉄三田線 1番出口 徒歩約7分
・高輪台駅 都営地下鉄浅草線 A2番出口 徒歩約7分

写真は支援しているアーキラ病院の医師が、シリアに入りアレッポからの国内避難民キャンプを設営。
しかし、おおもとのSRDという団体が、シリア国内の支援に力を入れているために、ヨルダンの妊産婦支援はストップしてしまったそうです。
b0041661_10455246.jpg

[PR]
by kuroyonmaki | 2013-01-11 10:56 | 難民
JIM-NETでは、ヨルダンで医療活動を中心に立ち上がったシリアのNGO、シリアの救済と開発(Syrian relief and development 以下SRDと記す)へ9000ドルの寄付を決定。
SRDは、在米シリア人を中心に資金を集め、今年7月1日から、ヨルダンのアーキラ病院内に緊急支援室を設けることになり、シリア人専用のクリニックとして機能することになりました。
2か月で述べ1700人の患者が訪れ、200症例の手術を行ったそうです。
 また、医療に関しては、シリア国内で、激戦地域になっている都市へ、医薬品を届けたり、地下病院の支援を行っています。
IMG_0069
団体の地域代表であるサーレイ医師は、ホムスでボランティアとして野戦病院で働いていましたが、当局に拘束され、3日間、「テロリストの命を助けるのはよくない」と脅されました。その後釈放されましたが、命の危険を感じヨルダンに避難しました。現在ホムスには、一か所しか病院はなく、シリア当局に監視されているので、女性や子供しか行くことはできません。女性ですら家族の情報が当局に伝わることを恐れて病院にいけない状態だといいます。民間のクリニックもことごとく破壊されている状況で、かつてのように看板を挙げての野戦病院もできなくなっています。そこで登場したのが地下病院です。民家に簡単な機材を持ち込んで病院にしています。それらの場所は、当局に見つかると、つぶされてしまうので、秘密にされています。毎日場所を変えているとのことで、スカイプで情報を集約し、けが人が出たら、地下病院に連れて行くように指示しています。私たちが話している間も、サーレイ医師の携帯にスカイプ着信があり、地下病院の場所を問い合わせてきてました。
IMG_0040

どのようなん患者が多いのでしょうか?
「けがをした患者などが、緊急でここまで搬送されてくるルートは今のところありません。シリア国内で手当てをした後、一年くらいたってからヨルダンに治療にくる人もいますし、難民として避難してきて、既往症で通院している人。子供が風邪を引いたとか、出産とかいろいろです」
サーレイ先生が紹介してくれた入院中のAさん(40)は、3か月前に、銃撃戦に巻き込まれ、体に弾が2発あたりました。神経が切断され下半身がマヒしました。その後家は爆撃され、倒壊しました。その時、足にもけがを負いました。サーレイさんが、ホムスの地下病院で手当てをした患者さんです。自由シリア軍にタンカに乗せられ、歩いて国境を超えました。ヨルダンでは別の病院で治療を受けていましたが、お金が尽きたので追い出されこの病院に来ました。ここでは、けがの手当てではなく、下半身がマヒして動かないため、お尻のあたりの床ずれがひどく、皮膚の移植手術を行ったとのことでした。
出産にくる患者も多くいます。Bさんは、一昨日出産しましたが、血液型不適合のために抗Dヒト免疫γ(ガンマ)グロブリンという薬を投与する必要があります。こういった高価な薬も支援が必要です。IMG_0038

そこでJIM-NETでは、9000ドルのうち、4500ドルを一般的な薬などの購入とし、残りの4500ドルは、特殊な薬であったり、外科手術後固定するプレートなど個人に限定して使用する部分に充ててもらうことにしました。
難民支援基金に協力してくださった皆様、本当にありがとうございました。
今後のJIM-NETのシリア難民支援ですが、SRDに対する追加支援も考慮しながら、イラク国内へ難民として流れているシリア難民の支援に関しても積極的に検討していきたいと思います。また、サダーカをはじめとした他団体との連携も深めます。
IMG_0047

写真は今回ビデオ撮影など手伝ってくれたサダーカのボランティア、南雲さん。
募金はこちら
http://www.jim-net.net/supporters/
[PR]
by kuroyonmaki | 2012-09-18 13:16 | 難民

8.19 世界人道の日



今日は、国連が決めた世界人道の日。
世界には、人道的危機にさらされた人々が多くいます。私たちの思いが、形になりますように。


シリア騒乱による難民の支援はこちら


郵便振替口座 00540-2-94945  口座名:日本イラク医療ネット
通信欄に 「難民支援」とお書きください
[PR]
by kuroyonmaki | 2012-08-19 11:54 | 難民
DSC03773-1

精神疾患を患う46歳の女性。ラマディ総合病院の前で

http://www.nytimes.com/imagepages/2012/07/30/world/IRAQ-2.html
 アルワリード難民キャンプでは、治療の必要な患者を、ラマディなどの病院へ搬送し治療費を補填しています。イラク政府がシリア難民の受け入れを表明し、UNHCRがアルワリードにもテントを設置しました。
 今まで、とまっていた医療サービスも再開するかと思われましたが、未だにシリア難民は、アルワリードには来ずに、北の国境のカーイムに送られているとのこと。したがって、UNHCRもアルワリードでの支援活動を再開していません。
カーイムでは、学校の校舎に難民が収容されています。
カーイムのシリア側の国境、アルブカマルは完全に自由シリア軍の手に渡ったとの情報で、3000人近くの難民が国境を越えてカーイムに来ます。身元引受人がイラクにいる場合は、彼らは移動が許されますが、学校の校舎も限界があり、近くに難民キャンプを作っています。Kkaim

写真はカーイムにできた難民キャンプ。しかし、現在準備中で入居者はゼロ(UNHCR)

アルワリード難民キャンプにはJCFが、2009年にクリニックに機材を提供しまいたが、キャンプでクリニックを運営していた団体から、機材をカーイムに移したいとの要請が来ています。しかし、シリア難民が大量にアルワリード難民キャンプに来た場合は、クリニックが再開する可能性も高くむしろ、アルワリードの医療設備を充実させなければいけません。現在関係機関と話し合っているとことです。
IMG_2060

2009年8月鎌田實医師が訪問すると診察を求めて患者が詰め掛けた。
我々が、UNHCRなどに提出したレポートで、第三国定住が可能になった患者も何人かいた。
IMG_2445

現在は、クリニックは閉鎖されている。我々についてきたガフランちゃん。

一方、患者をラマディの病院に搬送するプロジェクトも今までで、のべ10名に達しました。
先日は、46歳の女性を搬送。彼女は、数年前からふさぎこんでしまいほとんど口も利かなくなってしまいました。テント生活が7年間も続き、回復するには、きちんとしたケアが必要かもしれません。
もう一人の患者は、男性でヘルニアの手術を行ないました。

IMG_2639

難民キャンプでふさぎこむ女性。一度病院に連れてきたからといってすぐにはよくならない。

継続して病院に通院しなくてはならない患者がたくさんいます。引き続きご支援をお願いします。
郵便振替口座 00540-2-94945  口座名:日本イラク医療ネット
通信欄に 「難民支援」とお書きください
[PR]
by kuroyonmaki | 2012-08-14 14:44 | 難民
7月9日の早朝、バグダッドから迎えに来てくれたアブサイードと一緒にアルビルを出発。
無事にバグダッドに到着。その日は、砂埃が舞い上がり、視界の悪い日でした。
翌朝には、陸路で、バグダッドから500kmはなれたシリア国境に向かいます。ここには、イラク戦争で、新たに迫害を受けるようになったイラン難民やパレスチナ難民を保護していましたが、第三国定住がなかなか決まらない難民が289人残っています。tizu
UNHCRは、バグダッドなどに帰還するさいは、1000ドル(一人)1-3人の家族は2000ドル
4人以上は4000ドルの支給を行なっているそうで、さらに、帰還のための交通費を100ドル、食費250ドルを補助するとのことですが、バグダッドでそれだけもらっても食っていけず、治安も安定しないことから、帰還は進みません。(彼らはもともと、パレスチナやイラン人なので帰還という言葉は相応しくないかもしれません)
パレスチナ人や、イラン難民にとって、今のイラクでは安心して暮らせる所がないのです。
 今回のシリア騒乱で、シリアからの大量の難民が発生し、UNHCRも業務がまわせないのか、第三国定住先は決まらず、それだけではなく4月15日には、イラク政府との交渉でUNHCRが撤退してしまいました。
5月、アブサイードが難民キャンプを視察していますが、今回、佐藤が難民キャンプに入りました。
IMG_2545

数は減っており、既に壊されたトイレもいくつかあります。
IMG_2432

やはり気になっているのは医療事情で、JCFの協力で導入した検査ラボも、クリニックそのものが医者を派遣できなり機能していません。機材はほこりをかぶっていました。ここを運営していた優秀なパレスチナ人が既に第三国定住したことも大きいようです。
 IMG_2482
この家族はお母さんがうまくしゃべれません。私たちが一番最初にワリードに来たときは、女の子はおなかの中にいました。どうしても、こういった弱い者は、自分達の状況を旨く説明できないのか、受入国も見つかりにくいようです。
IMG_2496
フシャームさんは、精神的な病でラマディの病院に入院していました。JIM-NETの支援で薬を手に入れる事ができました。しかし、もうここでの生活はうんざりだといって、今晩バグダッドにむかうとのことでした。
IMG_2622
レイラさんは、神経の病気なのか顔面の半分が動かないとのこと。先月病院に連れて行ったときは、元気そうに見えましたが、今回は、すっかり寝込んでしまっていました。
DSC03542

キャンプ内を歩くとあちこちから声がかかり、「病院に連れて行ってほしい」と診断書を見せてくれます。
今まで、JIM-NETは5名の患者をラマディの病院に届け必要な治療を受けさせました。しかしながら、難民支援基金の集まりがあまりよくなく、私たちの支援には限界があります。
一人でも多くの人たちが病院に行けるようご協力をお願いします。

郵便振替口座 00540-2-94945  
口座名:日本イラク医療ネット
通信欄に 「難民支援」とお書きください .
.
b0041661_1013136.jpg

[PR]
by kuroyonmaki | 2012-07-24 09:57 | 難民

ダマスカスに到着する。

ダマスカスに行き来しているタクシー乗り場で、安全かどうか聞いてみた。
ドライバーの意見は完全に二つに分かれた。「安全かだって?そんなの誰にもわかりゃしない。やめたにこしたことないさ」「ダマスカス?全然普通さ」一体何を信じたらいいのだろう。
 7月1日、僕は、朝早く、ヨルダンにあるシリア大使館に出向いた。
広報官に面会した。
「一体、シリアはどうなってしまったのでしょう。何を信じていいかわからない」
というと、DVDをわたされた。「テロリズムに対するチャリティと平和」というタイトルのドキュメンタリーだという。
そこには、脳みそがはみ出した遺体の映像や、後ろ手に縛られた兵士が、頸を切り落とされるシーンが写っている。かつてイラクでテロリストが行なった蛮行にやり方が似ている。
誰が撮影した映像だろう?
ドキュメンタリーは、ジャジーラやBBCのシリアのネガティブキャンペーンを批判している。
顔を背けたくなるような映像が続くのだが、もうすこし、大手メディアの嘘を分析してほしい。
「ダマスカスは大丈夫ですか」
「私は、家族がダマスカスにいるので、週末は家に帰っています。ダラアやホムスなどに行かなければ問題はない。」
ダマスカスに行くのなら、写真撮影等できるように、情報省にレターを書いてくれるという。
「セキュリティで協力をしてくれるのか?」
「情報省に行けば情報省の人間がアテンドする」
「そこまではどうやっていくのか?」
「ヨルダン人のタクシーでダマスカスにはいり、シリアのタクシーに乗り換えてください」
シリアのタクシーは、だいじょうぶなのか?「テロリスト」に拉致される可能性はないのか?私はどうしてもイラクの状況と重なった。
「心配しないでもいい。ダマスカスは大丈夫です」

 私は逡巡していた。
あの頸を切られる兵士の映像。これがもし体制側のやらせだとしたら。
僕は、途中で拉致されて、殺され、映像が流される。
政権側にとっては、「テロリストがむごいことをやっている」というプロパガンダにもってこいである。しかも日本人だ。しかし、アサド政権には、発信力が全くないから、何をしてもBBCやジャジーラにいいように利用されてしまう。反体制派のほうがメディア戦略には圧倒的に長けている。
だから、先ずそういう事は起こりえないだろう。
アサド政権は、従来どおり秘密警察を使って外国人を守ろうとする。怖いのはやはり「テロリスト」だ。
日本で取ったぼくのビザは7月3日できれる。
7月2日の朝、それなりの覚悟をして、タクシー乗り場に行く。
「大丈夫だ。女子どもも旅行している」といって無理やりダマスカスに向かうパレスチナ人の女性らと相乗りにさせられた。
ヨルダン人と結婚しているというシリア出身のパレスチナ女性は、夫をヨルダンに残して実家のダマスカスに帰るという。全く何事もないかのように、帰郷を心待ちにしているようだった。隣は、その姉だろうか。僕を日本人だと知ると、好奇のまなざしで、話しかけてくる。これから僕たちが地獄に向かうことなど全く想像もつかないという風な能天気ぶりで、終始なになやらおしゃべりに花を咲かせていた。
 国境を越えるとダラアに向かう道は装甲車が出て封鎖されていた。
ダマスにはいるいり口にはチェックポイントができ、車が渋滞している。脇には、荷台をつないで兵士を運んでいる耕運機が走っている。なんとも滑稽ですらあった。
ダマスカスにつき、ヨルダン人のタクシーは、市内に入れないので、シリア人タクシーに乗り換えなければいけない。ヨルダン人の運転手に、「大丈夫か」と聞くと、「私の知り合いだ。テロリストではないよ」という。多少の不安を感じはしたが、もっと心配だったのが英語が通じないこと。情報省はministry of
information なのだが、これがどうも通じない。informationならあっちだといって連れて行かれたのは、公園だった。「この公園の真中にインフォメーションセンターがあるから」
「ちょっと待ってくれ、僕が行きたいのは省庁であって、ビデオとか写真とか撮るときに許可をもらうところだ、」
というと
「ビデオ?、TVか」といって連れて行かれたのが、TV局だった。
門のところで英語ができそうなTV局のスタッフを待つ。さすがに外国人と仕事をすることもあるTV局スタッフだと情報省の場所もわかっていて、別のタクシーを拾って説明してくれたので、今度は無事についた。
 情報省では、僕が日本人だというと、日本語の担当者を連れて来てくれた。5年くらい日本に留学していたので日本語も問題ない。
b0041661_11453023.jpg

「最近、爆弾が爆発するでしょう。私もここからでたいと思っているのです」と正直に打ち明けてくれる。早速、町にでてみる。
一週間前に、爆弾テロがあった現場に行ってみる。
旧市街の入り口のところで、人通りの多いところだ。車が爆発して二十台ほどが炎上したらしい。けが人は3名だった。道路にはへこんだあとがある。爆風で窓ガラスが割れてしまったお店の主人に話を聞く。
b0041661_1282962.jpg

「こういうのは人間のやることじゃない。政府のやらせかもしれない。国連の監視団にテロリストがいることを見せようとしたのかもしれない。あるいは、本当のテロリストがやったのかもしれない。」
b0041661_1253677.jpg
カメラを向けたらそういう政府批判ともとられかねないことを平気でしゃべってくれたので、びっくりした。
このような爆弾テロに関しては、日本の専門家も、シリア政府やらせ説を支持している人も多い。
何人かに話を聞いたが、治安の悪化と、電気の不足、観光客の不足で生活が苦しくなって来ていることの不満は多くの人が述べていた。
スーク・ファミディーエからウマイヤドモスクに行く。アイスクリーム屋にはいつもと代わらず長蛇の列。モスクに観光に来る人びと。外国人はほとんどいない。人々は、日常生活を営み、表面上は緊張感はまったくなっかた。お土産屋は、僕を見かけると、「買っていかないか?」としつこい。売り上げが少なく、そうとう危機感を感じているようだ。
通訳に、「何か、以前と違うダマスカスを見たいのだが」というが、アサド大統領の写真もほとんど見られない。
シリアの国旗もそれほど多くはなく、あまりアサド政権は支持されていないのかとも思えた。
軍や、検問の様子は、確かに今までと変わっているので、そういう写真は撮れないのかと聞いたが、
「軍の許可が要ります。時間がかかる」という。では、僕の住んでいたカファル・スーセに行きたいといったが、
「あそこの地域は、別の許可がいるんです」という。
なんだかめんどくさくなったので、「もう今日は終わりにしましょう」といってホテルまで送ってもらった。
b0041661_121112.jpg

[PR]
by kuroyonmaki | 2012-07-15 12:11 | 難民