中東を拠点に国際協力の分野で活動する佐藤真紀のオフィシャル・ブログ コメントはkuroyonmaki@yahoo.co.jpまで


by kuroyonmaki
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2007年 05月 11日 ( 1 )

ICBUW


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5月8日は、ICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)が日本政府と交渉をする日。
私も、被害者救済の支援を日本政府に訴えるために、資料を作ったりとここのところ睡眠時間を切り詰めてがんばりました。で、皆さんにも交渉をすることの賛同をいただきまして、本当にありがとうございます。
 評議員の振津さん、嘉指さん、森瀧さんもほとんど徹夜というか夜中にメールのやり取り。
さて、肝心の交渉の方は?
そもそも日本政府の立ち位置。
「劣化ウラン弾が安全かそうでないかは、国際機関の調査などを注視していく。」という従来の姿勢を貫きました。しかし、UNの人権小委員会や欧州議会、そして最近では、ベルギーが禁止を国内法で決定しています。国際機関ではすでに違法性は認めています。
そうなってくると、国際機関ではなくてアメリカ政府の見解に日本は、無条件についていきますといっていることに他ならないわけです。
嘉手納基地の劣化ウラン所蔵に関しては「在留米軍は軍備に関する情報は、教えることはできないと、認識しております」うーん。ちゃんと聞いてくださいよ!
そもそもアメリカがイラク戦争で劣化ウラン弾を使用したことをブルックス報道官が記者会見しているのに、当時の川口外務大臣は「知りません」[じゃあ確認してください」
「確認したところ、米軍は答えられないといっていました」というのだ。マスコミではしゃべっているのに、日本の外務大臣には「ひ・み・つ」ってこと。うーん、なめられてる。
ここまで、アメリカの言いなりになって気使いながらみんな被曝していくのでしょうか?
というわけで、市民の皆さんが、怒り出して、収集がつかなくなってしましました。
日本政府の煮え切らない態度は問題です。クラスター爆弾もオスロプロセスに完全に乗り遅れてしまいました。3カ国だけ賛成していません国に入っちゃった。反対も賛成もしないというのが、周りをイライラさせるんですね。一方イラク戦争みたいに突出してアメリカに賛成しちゃうし。プレスリー大好きだし。なんか最近ますます日本はアメリカに支配されちゃってイラクどころじゃないかもしれません。
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禁じ手
今回の交渉ではとうとう私も禁じ手を使ってしまいました。
それは、がんのこどものネガティブな写真を見せるというもの。僕は、これはやりたくなかった。どんなに苦しんでいる子どもだって、ポジティブな部分を持っている。むしろそこを見せるのが僕たちの仕事だと思っているのですが、今回はフセイン君の腫瘍があまりにもひどいのでこの写真を見せることにしました。でもがんの子どもを劣化ウラン弾の禁止のためだけに利用してはいけないと思っています。写真を見せたからには何とかこの子を助けなくっちゃっていう責任があるわけでです。

でも写真を見せて、政府の人たちは一瞬、はっとしたような表情を示してくれました。それが救いかもしれません。見てしまったからにはフセイン君に対して責任があります。劣化ウランが禁止できないならきちんと医療支援を行うべきですね。
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by kuroyonmaki | 2007-05-11 03:00 | 日本でのイベント