劣化ウラン弾
2008年 09月 26日
国連総会が始まります。
麻生総理もNYに向かったとか。
今日は外務省に行ってきました。
軍縮課です。
ICBUWとして日本政府が積極的に劣化ウランの禁止廃絶に尽力するように要請しました。
「日本政府の消極的な姿勢を早急に改め」今年の第63回国連総会で被爆国日本として積極的な役割を果たすように要求しました。
これに対して外務省は、消極的といわれることは非常に残念だ。
政府としては、被爆国として核軍縮に積極的に取り組み、劣化ウランの問題もなおざりにしていない。ただし、ヒバクシャで苦しまれている方々を前にして、劣化ウランだけに優先順位をつけるようなことはできない趣旨の説明がありました。
先日、日本政府が、国連事務総長に提出した劣化ウランに関する見解のなかに
「日本は、この分野において関心を有するNGOの意見および、活動に特に留意する、日本は、適宜、この問題に関し市民社会と対話を行なう考えである」という一文があります。
これに対しICBUWでは、政府が単なるポーズとしての市民社会との対話ではなくウラン兵器禁止にむけ、真摯に取り組む立場から私たちと真剣に対話し、より前向きな政策を打ち出すことを強く望みます。としています。
外務省からは、単なるポーズではないことを理解されていないことは残念であるとのコメント画ありました。
政府としてこの問題に真剣に取り組んでいることが理解できたのはよかったと思います。
「気持は同じ」
ただし、劣化ウランの問題が国際的に重要なイシューにするには市民の努力が必要です。
市民の中で盛り上がれば、政府としても動かざるを得ないし、逆に心ある役人の方々にとっては動きやすいでしょう。戦略と切り口をどう作っていくのか問われています。
そこでは、イラクという被災地からの発信の重要性
そして、たとえばヒバクシャの方々が劣化ウランにも関心を持ってもらい、原子力爆弾だけではなく、NPTでいうところの核の平和利用が守られず、廃棄物が兵器に転用され、現在も放射能で苦しんでいるイラクの人々を救済することに声を上げてくれれば、核兵器の廃絶のなかにも、劣化ウランのことを入れ込むことができるのではないでしょうか?
今回、私論として、そのような意見を述べさせていただきましたが、外務省の方も「ご意見だと思います」とのこと。
ICBUWの中で、キチンとした意見書にまとめて提出することができればと思います。
自らも被爆された故大倉記代さんは、サダコと千羽鶴の話をしながらも、イラクの子どもたちのことを気にかけ、被爆仲間の間でも、イラクのことに関心を持ってもらおうと尽力されたのです。
10月25日は、「サダコ」の命日。JIM-NETでもサダコに絡んだイベントをやろうと計画しています。
麻生総理もNYに向かったとか。
今日は外務省に行ってきました。
軍縮課です。
ICBUWとして日本政府が積極的に劣化ウランの禁止廃絶に尽力するように要請しました。
「日本政府の消極的な姿勢を早急に改め」今年の第63回国連総会で被爆国日本として積極的な役割を果たすように要求しました。
これに対して外務省は、消極的といわれることは非常に残念だ。
政府としては、被爆国として核軍縮に積極的に取り組み、劣化ウランの問題もなおざりにしていない。ただし、ヒバクシャで苦しまれている方々を前にして、劣化ウランだけに優先順位をつけるようなことはできない趣旨の説明がありました。
先日、日本政府が、国連事務総長に提出した劣化ウランに関する見解のなかに
「日本は、この分野において関心を有するNGOの意見および、活動に特に留意する、日本は、適宜、この問題に関し市民社会と対話を行なう考えである」という一文があります。
これに対しICBUWでは、政府が単なるポーズとしての市民社会との対話ではなくウラン兵器禁止にむけ、真摯に取り組む立場から私たちと真剣に対話し、より前向きな政策を打ち出すことを強く望みます。としています。
外務省からは、単なるポーズではないことを理解されていないことは残念であるとのコメント画ありました。
政府としてこの問題に真剣に取り組んでいることが理解できたのはよかったと思います。
「気持は同じ」
ただし、劣化ウランの問題が国際的に重要なイシューにするには市民の努力が必要です。
市民の中で盛り上がれば、政府としても動かざるを得ないし、逆に心ある役人の方々にとっては動きやすいでしょう。戦略と切り口をどう作っていくのか問われています。
そこでは、イラクという被災地からの発信の重要性
そして、たとえばヒバクシャの方々が劣化ウランにも関心を持ってもらい、原子力爆弾だけではなく、NPTでいうところの核の平和利用が守られず、廃棄物が兵器に転用され、現在も放射能で苦しんでいるイラクの人々を救済することに声を上げてくれれば、核兵器の廃絶のなかにも、劣化ウランのことを入れ込むことができるのではないでしょうか?
今回、私論として、そのような意見を述べさせていただきましたが、外務省の方も「ご意見だと思います」とのこと。
ICBUWの中で、キチンとした意見書にまとめて提出することができればと思います。
自らも被爆された故大倉記代さんは、サダコと千羽鶴の話をしながらも、イラクの子どもたちのことを気にかけ、被爆仲間の間でも、イラクのことに関心を持ってもらおうと尽力されたのです。
10月25日は、「サダコ」の命日。JIM-NETでもサダコに絡んだイベントをやろうと計画しています。
by kuroyonmaki
| 2008-09-26 05:43
| 日本でのイベント