中東を拠点に国際協力の分野で活動する佐藤真紀のオフィシャル・ブログ コメントはkuroyonmaki@yahoo.co.jpまで


by kuroyonmaki
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あしたのチョコができるまで 6 - 過激に-

前回は、鼻血の話でした。
やっぱり、そういう絵を全面に出すのは、どうなのかという議論はあるし、まあそういうのは、普通の商売では使わないでしょうね。でも、NGOってなんなの?て問いたい。
かつて、ベネトンがすごかった時代があって、ボスニアだったとおもうけど兵士の血で染まったシャツが電車のつり広告にぶら下がっていたのを今でも覚えています。
ディレクターのオリビエロ・トスカーニの
「広告はまやかしの幸福を描くのではなく、 企業の社会的姿勢を示すものであるべき」ということば。
賛否両論で世間を騒がしてきたベネトンは、UNHCRとかとも組んでいろいろやっていたみたいだけど、最近はおとなしい。むしろユニクロなんかが、今の時代を先導していますが、古着の支援はしても、メッセージ性には欠けます。NGOもおとなしくなってしまってどうなの?ていうのはある。かわいいだけじゃ、変わらない。
そんな中で、鼻血のデザインは、最高傑作だと思っています。バレンタインに鼻血を流しているパッケージのチョコもらったら、「なにこれ?」と思わざるを得ないでしょう。
A, AB, B, Oの種類をそろえられたというリアリティと血液型のタイプに合わせて、JIM-NETの参加の仕方というのを訴えた。反応は予想通りで、3通ぐらいは、「どうなの」というメールがあったけど、いかに輸血が大変かを理解してもらったと思う。アルビルの病院はセルセパレーターの消耗品を入れることができました。
コムデギャルソンのデザイナーの川久保玲はこんなことを言っています。
「万人には理解されないが、そこから間接的に生まれる力があるからこそ、歩み続けられる。そんな創造のパラドックスを私たちは継続していかなければならない」
そういう言葉に励まされて、チョコレートはラジカルにやっていきたいところですが、その辺のバランスがむずかしいところ。間接的な力をどうつなげていくかが問われているんだと思います。
そんな中今回のテーマってなんだろうって考えたら、やっぱり原発事故があって一年たって、それを乗り越えた、クリーンでさわやかな持続可能な社会のイメージ。
しかし、再稼働するとしないとかで、もめていて、そこにアメリカの圧力が加わってくると、そんなクリーンなあしたなんかないだろうと思えてしまう。
そこで、「あしたのチョコ」っていうコピーでなんでもかんでも考えようと提起したわけです。
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写真は、アルビルのナナカリー病院のプレイルームに張ってあった絵。
ナーディア12歳。このチューリップは、どうしても使いたいと思った。やっぱりこれから過激なことやるにしても、花は、僕も好きだから。
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by kuroyonmaki | 2013-01-15 15:17 | あしたのチョコ