中東を拠点に国際協力の分野で活動する佐藤真紀のオフィシャル・ブログ コメントはkuroyonmaki@yahoo.co.jpまで


by kuroyonmaki
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イラクとシリアの難民たち

7月9日の早朝、バグダッドから迎えに来てくれたアブサイードと一緒にアルビルを出発。
無事にバグダッドに到着。その日は、砂埃が舞い上がり、視界の悪い日でした。
翌朝には、陸路で、バグダッドから500kmはなれたシリア国境に向かいます。ここには、イラク戦争で、新たに迫害を受けるようになったイラン難民やパレスチナ難民を保護していましたが、第三国定住がなかなか決まらない難民が289人残っています。tizu
UNHCRは、バグダッドなどに帰還するさいは、1000ドル(一人)1-3人の家族は2000ドル
4人以上は4000ドルの支給を行なっているそうで、さらに、帰還のための交通費を100ドル、食費250ドルを補助するとのことですが、バグダッドでそれだけもらっても食っていけず、治安も安定しないことから、帰還は進みません。(彼らはもともと、パレスチナやイラン人なので帰還という言葉は相応しくないかもしれません)
パレスチナ人や、イラン難民にとって、今のイラクでは安心して暮らせる所がないのです。
 今回のシリア騒乱で、シリアからの大量の難民が発生し、UNHCRも業務がまわせないのか、第三国定住先は決まらず、それだけではなく4月15日には、イラク政府との交渉でUNHCRが撤退してしまいました。
5月、アブサイードが難民キャンプを視察していますが、今回、佐藤が難民キャンプに入りました。
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数は減っており、既に壊されたトイレもいくつかあります。
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やはり気になっているのは医療事情で、JCFの協力で導入した検査ラボも、クリニックそのものが医者を派遣できなり機能していません。機材はほこりをかぶっていました。ここを運営していた優秀なパレスチナ人が既に第三国定住したことも大きいようです。
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この家族はお母さんがうまくしゃべれません。私たちが一番最初にワリードに来たときは、女の子はおなかの中にいました。どうしても、こういった弱い者は、自分達の状況を旨く説明できないのか、受入国も見つかりにくいようです。
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フシャームさんは、精神的な病でラマディの病院に入院していました。JIM-NETの支援で薬を手に入れる事ができました。しかし、もうここでの生活はうんざりだといって、今晩バグダッドにむかうとのことでした。
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レイラさんは、神経の病気なのか顔面の半分が動かないとのこと。先月病院に連れて行ったときは、元気そうに見えましたが、今回は、すっかり寝込んでしまっていました。
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キャンプ内を歩くとあちこちから声がかかり、「病院に連れて行ってほしい」と診断書を見せてくれます。
今まで、JIM-NETは5名の患者をラマディの病院に届け必要な治療を受けさせました。しかしながら、難民支援基金の集まりがあまりよくなく、私たちの支援には限界があります。
一人でも多くの人たちが病院に行けるようご協力をお願いします。

郵便振替口座 00540-2-94945  
口座名:日本イラク医療ネット
通信欄に 「難民支援」とお書きください .
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by kuroyonmaki | 2012-07-24 09:57 | 難民