中東を拠点に国際協力の分野で活動する佐藤真紀のオフィシャル・ブログ コメントはkuroyonmaki@yahoo.co.jpまで


by kuroyonmaki
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ディナ王女と打ち合わせ,メッセージを頂きました。

JIM-NETのこれまでのヨルダンでの患者支援は、2008年から始まり4年間で合計99744ドルになりました。支援した患者数は17名です。
残念ながら、5名が既に亡くなりました。
 キングフセインガン基金の事務局長を務めるディナ王女と打ち合わせ、今後の支援について話し合いました。私自身が、王女と初めてお会いしたのは、2007年です。
その頃は、サッカーの日本代表だった中田英寿さんが引退し、世界を旅している最中で、ヨルダンを案内して欲しいということになり、キングフセインがんセンターを案内しました。そこで、出迎えてくださったのは、デイナ王女です。
その当時は、キングフセインガンセンターにイラクの医師や看護師のトレーニングをお願いしており、井下医師がヨルダンに常駐して、専門的な情報をやり取りをしていて、キングフセインがんセンターが主催する学会の資金提供(イラク人医師の参加に要する交通費など)をしたこともありました。
ディナ王女にお会いして、イラク人の患者の治療費を集めている基金があることを知りました。ヨルダンに事務所を構えていたJIM-NETには、イラクから治療に来ている患者が訪ねてきて、治療費や生活費の援助を求めてきました。
最初は、生活費の一部の支援を行っていましたが、肝心な治療費が底をつくと治療が続けられません。そこで、2008年から、キングフセインガン基金を通して治療費を一部負担することにしました。多くはイラクで治療が受けられない骨髄移植です。ヨルダンでも治療費は1000万円以上かかります。なかなか私たちもひとりだけの子どもにこの金額を提供する事は難しいのですが、皆で少しづつ出し合うことで、可能になるのです。
キングフセインがんセンターでは、治療のおかげで一命をとりとめた子供たちが1000人に達したそうです。
「1000人の患者が助かったということは、ひとつの証ではなく、ガンが克服できるという1000の証なのです」
しかし、5人の患者が命を落としました。特にラーラは、2004年からの付き合いでした。
「最初から難しいのはわかっていました。私たちは、彼女の命を助けられなかったけれど、彼女を含め、家族らには、「希望」を与えられたのではないかしら」
それは、生きる希望というより、このように生まれてきて良かったという希望なのかもしれません。
「私たちは、日本が大変な状態だということを知っています。そんな中で、支援をしていただき感謝の気持ちでいっぱいですが、それよりどうやってお金をあつめたのですか」
そこで、私は、チョコレート募金の話をしました。
「確かに最初は、イラクの募金は集まらなかった。しかし、チョコ募金がうまく行ったので、何とか今年も支援が続けられたのです。絵を書いてくれたのは、ガンを克服したハウラという女の子です。
成功の秘訣?それは、サバイバーのハウラの気持ちがみんなにつたわったのでしょう。
ガンが克服できるという証、それは、みんなが少しずつ力をあわせないと達成できないのです。」

今回は、展覧会をヨルダンで一緒に開いている川口ゆうこさん、相澤恭行さんらと同行。
ディナさんは、以前にもまして、パワフルでした。そして何よりも驚くほど気さくなお人柄に改めて感動。ご主人のミラド王子は、地雷廃絶に世界を駆け回っていらっしゃいます。
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by kuroyonmaki | 2012-04-27 22:06 | アンマン滞在日記