中東を拠点に国際協力の分野で活動する佐藤真紀のオフィシャル・ブログ コメントはkuroyonmaki@yahoo.co.jpまで


by kuroyonmaki
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バグダッドからのレポートです。

バグダッドの治安はずいぶんよくなったといいます。実際毎週金曜日には公園に人がごった返しています。
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イラク警察が、それなりに機能しはじめたことも大きいようです。
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米軍も治安維持に協力しているようです。
僕もイラク国内の難民キャンプに何度か行っていますが、そこで出会う米兵が最近は余裕があるなあと思うんですね。札幌雪祭りで雪像を作っている自衛官見たいな感じ?こうやって、子どもたちも安心して近寄れるようになってきているのでしょう。明らかに、トラウマを抱えて帰国する米兵とは違うステージに来たという感じがします。最近はイラク人を殺さなくてもよくなったからでしょうか?

最近のバクダッドがどうして治安がよくなったかですが、まず、言われているのが米軍の増派ですが、確かにこの影響もあったかもしれません。というのは、アメリカは、当初からラムズウェルド国防長官の方針では、兵員が少なすぎるといわれていたから、治安を維持するためにはそれなりの数が軍事的に必要なのでしょう。
それをせずに、「テロとの戦い」ばかりを主導し、一般市民もテロリストと決め付けて殺していったという失態を米軍は演じてきたのです。
しかし、私は、むしろイラク人自らの厭戦感の高まりが大きいのではないかと思います。イラクを混乱に貶めたのは、バース党員のパージと、政権を担うべき政治家に経験がなく、イラク全体というよりは、宗派や部族など己の利益を追求するしか能のない連中ばかりをアメリカが支持してきたからでしょう。マリキ政権が、それなりにイラクを統治することの意味を理解し学んできたということが大きいかもしれません。
 それから、オバマ効果とでも言うのでしょうか?
イランともオバマが対話するそぶりを見せたことで、イランがイラクにちょっかいを出さなくなることも期待できるからです。
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一方で、この地域の住民は宗派対立でそっくりそのまま居なくなってしまい、未だに戻ってこないそうです。
一度、対立し、不信感が芽生えるとなかなか元に戻るのには時間がかかります。ちょっとした喧嘩を考えてみても祖入れは容易に想像できることで、殺し殺されていれば、もっと大変です。
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by kuroyonmaki | 2009-03-09 00:19