中東を拠点に国際協力の分野で活動する佐藤真紀のオフィシャル・ブログ コメントはkuroyonmaki@yahoo.co.jpまで


by kuroyonmaki
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28

<   2013年 02月 ( 3 )   > この月の画像一覧

「あしたのチョコ」は、募金でもあり、活動でもあります。つまり、チョコを食べることからいろんなことを考えて、「あした」に向かったアクションを起こそうというもの。
 その一つがフェアートレードのカカオ豆を使ったチョコクッキーの製造です。今回、日蓮宗の安穏基金から25万円の助成をうけました。将来的にはチョコ募金のお金も合わせて、ソーラー電気でクッキーを焼いていきたいし、たくさん子どもたちに配れたらいいなあと思っています。

福島県いわき市にある障がい者授産施設「いわき学園」で、カカオ・クッキーの製造を進めています。ベラルーシのベルラド放射能安全研究所によると、カカオが、ポリフェノールとミネラルを豊富に含むために、体内に取り込まれたセシウムを排出する効果があるそうです。インドネシア・パプア州の農民たちから公正な値段で買い付けたカカオ豆を使った健康でおいしいクッキーを開発・製造し、県内の保育園やこども支援団体を通じて配布することを計画しています。
昨年、12月9日には、福島在住の料理研究家の境野米子さんを講師に迎え、福島の子どもたちと一緒にレシピを考えました。
一方「いわき学園」の方でも、試作品をいくつか作ってもらい、最終的な調整をしています。
2月半ばから生産に入り、随時子どもたちに配っていく予定です。
「いわき学園」のスタッフは、「かわいそうだからという支援ではなく、このクッキーが、福島の復興の象徴になるように貢献したい」といってくださいました。
121209_150800.jpg
境野米子先生と子どもたちが一緒にクッキーを作りました。


IMG_0302.JPG
いわき学園で打ち合わせる小松真理子

P1030147.JPG
試作品が出来上がりました。カカオ・ニブ(カカオ豆を粉砕した粒粒)の感触と香ばしさが癖になりそうな味です。
[PR]
by kuroyonmaki | 2013-02-03 22:22 | あしたのチョコ
内戦が続くシリアでは、多くの犠牲者が出ています。一日も早く、紛争が終結することを願います。しかし、シリアでは、クラスター爆弾の使用が、昨年、ヒューマンライツウォッチなどのNGOやBBC,ロイターなどのメディアで伝えられました。戦闘機から落下されたロシア製クラスター爆弾に加え、今年の1月には、エジプト製の地上発射型クラスター爆弾の使用が確認されています。
http://www.hrw.org/ja/news/2012/10/14
http://www.hrw.org/ja/news/2012/10/23-3
http://www.hrw.org/ja/news/2012/11/27-0
http://www.hrw.org/news/2013/01/14/syria-army-using-new-type-cluster-munitionhttp://www.jcbl-ngo.org/joygvevxq-24/?block_id=24&active_action=journal_view_main_detail&post_id=742&comment_flag=1
このような、爆弾の使用は、内戦終結後も多くの犠牲者を出し続けることが明確です。
クラスター爆弾に関しては、クラスター爆弾禁止条約(CCM)(通称、オスロ条約)が、2008年に作られました。現在111ヶ国が署名しています。このような国際条約が存在することにより、条約に加盟していない国に対しても、使用を制限する圧力があるといわれています。
しかし、シリアは、条約に署名していません。
昨年から論争になっているクラスター爆弾ですが、ヒューマンライツ・ウォッチによれば、シリア政府が、「所有と使用を否定」したにもかかわらず、状況証拠や証言から、シリア軍が使用したと結論づけました。
しかし、1月になって使用が確認されたエジプト製の地上発射型のクラスター爆弾に関しては、反体制派の武装勢力が使用した可能性も否定できません。
 JIM-NETでは、クラスター爆弾の禁止に尽力しているJCBLと協議し、シリア政府に抗議を行うことになりました。
JIM-NET内や、関係するシリア支援団体とも議論した過程で、「一方的にシリア政府を非難するのはいかがなものか」「ヒューマンライツナウの情報は確かなのか?」「反アサドキャンペーンに加担するのではないか」「もっと厳しくシリア政府を批判すべき」などいろいろな意見が出ました。
 私たちは、シリア政府、反体制派のどちらかを支持するのではなく、クラスター爆弾の使用に反対して、特に子ども達が犠牲になることを防ぐために、シリア政府が責任を持つことを、要請しようということになりました。
2001年以降の「テロとの戦い」などで問題になっているのは、テロリストらが使う非人道的兵器です。国際条約を作ったところでテロリストが遵守するとは思えませんが、条約に加盟する国々が、使用、製造、貯蔵をなくし、輸出しないことで、市場にクラスター爆弾が出回らないようにすることが重要だと考えます。
クラスター爆弾の使用を非難し、シリアもぜひオスロ条約に入ってほしいとJCBLが想起した要請文に賛同する団体を呼びかけました。
草案ができるのに時間がかかり、呼びかけ期間が2日間しかありませんでしたが、9団体が賛同してくださり、JCBLの内海さんとJIM-NETの佐藤がシリア大使館に要請文を届けました。
今後は、このようなクラスター爆弾を製造しているロシアやエジプトといった国に対しても厳しく非難していくべきだと思います。

with Maki.JPG
JCBLの内海さんとJIM-NETの佐藤
P1030173-2.jpg
 残念ながら、事前にお願いしていた代理大使との面談はかないませんでしたが、職員の方に要請書を手渡しして、「シリアの人々のことを心配しています。1日も早く紛争を終わらせるように、長く人々を傷つける兵器の使用はやめてくださいと本国に伝えてください」とお願いしました。
passing.JPG

  この文書を受け取ってくださった方も「家族がダマスカスにいるので、心配で夜も眠れません」と話して下さいました。
 人々を守るためにクラスター爆弾が二度と使われないように、私たちがすべきこと、少しずつでも続けてまいります。

IMG_1982.JPG
お届けした要請文書の日本語訳は以下の通りです。

----------------------
駐日シリア・アラブ共和国大使館
臨時代理大使/一等書記官
フィラス・アル・ラシディ様

クラスター爆弾使用に関する抗議

 私たちは、シリアの友好国である日本の市民として、2011年3月から激化したシリア騒乱により、多くの市民が犠牲者になっていることを、遺憾に思い、直ちに、紛争が終結し、これ以上の犠牲者が出ないことを望んでいます。
 特に、クラスター爆弾といった戦闘終了後も不発弾が残り、広域へ影響し、市民への危険をより深刻化させる兵器の使用に関して、危惧しています。
 これらの兵器は、不必要に市民に苦痛を与え、和平後の復興の妨げになります。また、特に子どもたちが多く犠牲になることが予測され、シリアの将来に暗雲をともすでしょう。
 昨年、10月にソビエト製クラスター爆弾のシリア軍による使用、今年1月に入ってからは、地上発射型のクラスター爆弾を使用したとの報道や報告がありました。
 私たちは、シリア政府軍がこのような「非人道的」兵器であるクラスター爆弾を使用したことを非難し、今後は使用しないこと、不発弾処理を早急に行うこと、クラスター爆弾禁止条約に即刻加盟することを求めます。

特定非営利活動法人 地雷廃絶日本キャンペーン
代表理事  北川 泰弘

賛同団体:
日本イラク医療支援ネットワーク
アーユス仏教国際協力ネットワーク
JHP・学校をつくる会
特定非営利活動法人 国際協力NGOセンター(JANIC)
ピースボート
グリーンアクションさいたま
日本国際ボランティアセンター
ヒューマン・ライツ・ウォッチ
公益社団法人 アムネスティ・インターナショナル日本
[PR]
by kuroyonmaki | 2013-02-03 11:57 | 難民
b0041661_350146.jpg

治療中のアヤ
貧しくて、病院に通うお金も十分ではなかった。まとめて薬をもらってきて家で点滴をしていたという。
お母さんは、「アヤはよく誕生日の絵をかきました。家は貧しかったので、たいそうなパーティをしてあげられなかったったから」彼女の描くパーティはとってもゴージャスだった。
b0041661_3504768.jpg

アヤが最後にかいた絵は、息子の絵だったが、赤ちゃんの息子には似てなくて、少年だった。バイバイ・マキと書いてあったので、一瞬息子ではなく、僕の肖像画かなとも思ったが、まぎれもなく、息子のロンパース。
少年は、鋭い目をして、自転車にこれからのろうと構えている。「あした」を感じる絵だ。
チョコのデザインが終わって、チョコ募金の季節がやってきた。
クリスマス。北海道に避難した息子の写真が送られてきた。
アヤが、2年前に描いてくれた絵にそっくりになっている。
アヤちゃんの遺言。息子は何を感じてくれただろうか。
[PR]
by kuroyonmaki | 2013-02-03 04:11 | あしたのチョコ