中東を拠点に国際協力の分野で活動する佐藤真紀のオフィシャル・ブログ コメントはkuroyonmaki@yahoo.co.jpまで


by kuroyonmaki
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<   2012年 08月 ( 7 )   > この月の画像一覧

 8月21日の朝、僕は松本にいました。朝のNHKニュースで女性ジャーナリストが撃たれて殺されたというニュース。いったい誰だろう。数分後には山本美香さんだと判明。
やっぱり、ジャーナリスト、そうでなくても、このシリアの状況を中に入ってしっかり取材してつたえないと。ちょうど数日前安田純平さんともチャットしていて、ホウラの虐殺はだれがやったんだろうって話になりました。
以前このブログで書いたように、田中宇さんなどは、殺された子供たちはアラウィ派というので反体制派のやらせの可能性が高いと言っています。殺されたのはだれなのか、いまさら隠すこともないので、その辺をきちんと検証すべきだと思うんです。
歴史は、いろんなプロパガンダで塗り替えられました。湾岸戦争のときは、イラク軍が、クウェートを侵攻し、病院では保育器から赤ちゃんを取り出して床に投げつけて殺しているといううその証言を行いました。うその証言は、アメリカ国内での好戦ムードを高めついに戦争に突入。
しかし、今回はそういうプロパガンダとは違う。子供を殺したのはうそではなく、それこそが事実であり、殺した当人が、相手がやったと言いふらしているとしたら、とても恐ろしくて、そんなことは許されないことです。真犯人を見つけ出しきちんと裁くこと。そうしないとこれかますます、子どもたちがプロパガンダのために殺されていく。だから本当にそこははっきりしたい。
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by kuroyonmaki | 2012-08-24 00:36 | イラク情報

ファルージャのがん患者

4歳の少年ゼイド君。
白血病で、ヨルダンのキングフセインがんセンターで骨髄移植を受けています。昨年キングフセインがんセンターから支援要請があったものの震災の影響でイラク支援のお金が集まらず。しかし、チョコ募金の成功で、従来通りのお金が集まり、結果的には3月末に110万円ほどの寄付ができました。ゼイド君は予後もいいようで順調に治療が進んでいます。ラマダン休暇中は、故郷イラクのファルージャに戻っていました。そこでさっそく、バグダッドのアブサイードが家庭訪問に行ってきました。

キングフセインがん基金の事務局長を務めるディナ王女からのメッセージ:

今日はファルージャのゼイド君を訪問しました。家族はとても喜んでくれました。彼らは、ハイ・ナザルという地域に住んでいますが、2004年の米軍のファルージャ総攻撃の際は、激戦地になっていました。彼らは、なんと15日間も家の中にこもっていました。アメリカ軍の攻撃を受け、家にも火が付きましたが、外に出ることもできず、自分たちで消すしかなかったのです。戦争が終わると、破壊された家の修復を行わなければなりませんでした。

ファルージャでは戦争の影響で、出産異常や、がんの子どもたちが増えてるようです。
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ファルージャの街
いまだに弾痕が残っている。
JIM-NETの支援を受けているゼイド君、左はアブ・サイードDSC04041

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ゼイド君の家も激しく攻撃された跡が残る。
さて、せっかくここまで元気になったゼイド君。気を抜くと感染症などに襲われるので、もうひと踏ん張りです。
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by kuroyonmaki | 2012-08-24 00:23 | イラク情報

8.19 世界人道の日



今日は、国連が決めた世界人道の日。
世界には、人道的危機にさらされた人々が多くいます。私たちの思いが、形になりますように。


シリア騒乱による難民の支援はこちら


郵便振替口座 00540-2-94945  口座名:日本イラク医療ネット
通信欄に 「難民支援」とお書きください
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by kuroyonmaki | 2012-08-19 11:54 | 難民
山本つづみ、佐藤真紀を演じる?
以下、朗読劇のお知らせです。

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あきらめない、夏2012 大阪女優の会公演 vol.10
核・ヒバク・人間

構成台本:非戦を選ぶ演劇人の会
構成・演出:岩崎正裕(劇団太陽族)

日時:8月16日(木)19時  17日(金)14時/19時  18日(土)13時/17時

料金:2000円

会場:ドーンセンター パフォーマンススペース(大阪市中央区大手前1-3-49)

お問い合わせ:osakajoyunokai@yahoo.co.jp  
↑お申し込みもこちらへ 
「山本扱い」とお書きのうえ、お名前、連絡先、観劇日時、予約枚数 を明記してください。

出演:泉希衣子・大山まゆ・岡村宏懇・河東けい・金子順子・佐々木淳子・佐藤栄子
    嶋まゆみ・条あけみ・末永直美・杉江美生・竹田朋子・長澤邦恵・ののあざみ
    はしぐちしん・船戸香里・泥谷将・服部桃子・松蔵宏明・南澤あつ子・山田一幸
    山本つづみ

ぜひ、ご来場ください!!
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by kuroyonmaki | 2012-08-15 14:16 | 日本でのイベント
マハバードは、言葉がほとんどしゃべれない。子供を育てるのは無理だと医者からは止められた。僕が始めてアルワリード難民キャンプを訪れたのは2008年1月のことだった。
何か一生懸命しゃべろうとするが麻痺がある。「うー」「あー」とか。
最も、僕はアラビア語が得意ではなかったので、どのみち理解はできなかった。
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しかし、そのときマハバードは妊娠していた。パレスチナ人の夫は、病気の妻を抱え、本当に無事に出産できるんだろうかと不安で一杯だった。
3月生まれたての赤ちゃんがマハバードのひざに抱きかかえられていたのだ。
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ガフランと名づけられた女の子は、すくすくと育っていった。
僕は、このお父さんよく子育て頑張ったと思う。
ガフランの目がとっても澄み切っていてなんでこんなに無垢なんだろうと。
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しかし、難民生活は厳しく母親も弱っていった。ガフランは、いつも髪の毛を坊主にしていたので、男の子か女の子かわからなかった。
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マハバードはとうとう歩けなくなって車椅子の生活だ。2012年7月。本来ならば、真っ先に第三国への定住が決まってもよさそうなのだが、弱いものの声って得てしてなかなか届かない。これが難民問題の不条理で、受入国の判断で、弁が立つ人から難民として受け入れられる。
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しかし、とうとうアメリカが受入れを決定したという。
おめでとう。きっとガフランもきちんと教育をうけることができるだろう。お母さんのマハバードも福祉を受ける事ができるだろう。よかった。8月6日、一家はアメリカへと向かった。
バグダッドのホテルの前で、アブサイードが見送った。今まで、ガフランの成長を見るのが楽しみでキャンプがよいを続けてきたが、もう会えないとなると少しさびしい。イラク戦争では、多くの人たちが家をなくしたり故郷を失った。アメリカが始めた戦争。ある意味責任を取るのは当然だが、日本は、イラク戦争に絡んだ難民の受け入れには一切応じない。まだ、300人近い難民が、第三国への切符を求めて、テントにいるのだ。
国際社会に課せられた責任は重い。
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by kuroyonmaki | 2012-08-14 20:29
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精神疾患を患う46歳の女性。ラマディ総合病院の前で

http://www.nytimes.com/imagepages/2012/07/30/world/IRAQ-2.html
 アルワリード難民キャンプでは、治療の必要な患者を、ラマディなどの病院へ搬送し治療費を補填しています。イラク政府がシリア難民の受け入れを表明し、UNHCRがアルワリードにもテントを設置しました。
 今まで、とまっていた医療サービスも再開するかと思われましたが、未だにシリア難民は、アルワリードには来ずに、北の国境のカーイムに送られているとのこと。したがって、UNHCRもアルワリードでの支援活動を再開していません。
カーイムでは、学校の校舎に難民が収容されています。
カーイムのシリア側の国境、アルブカマルは完全に自由シリア軍の手に渡ったとの情報で、3000人近くの難民が国境を越えてカーイムに来ます。身元引受人がイラクにいる場合は、彼らは移動が許されますが、学校の校舎も限界があり、近くに難民キャンプを作っています。Kkaim

写真はカーイムにできた難民キャンプ。しかし、現在準備中で入居者はゼロ(UNHCR)

アルワリード難民キャンプにはJCFが、2009年にクリニックに機材を提供しまいたが、キャンプでクリニックを運営していた団体から、機材をカーイムに移したいとの要請が来ています。しかし、シリア難民が大量にアルワリード難民キャンプに来た場合は、クリニックが再開する可能性も高くむしろ、アルワリードの医療設備を充実させなければいけません。現在関係機関と話し合っているとことです。
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2009年8月鎌田實医師が訪問すると診察を求めて患者が詰め掛けた。
我々が、UNHCRなどに提出したレポートで、第三国定住が可能になった患者も何人かいた。
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現在は、クリニックは閉鎖されている。我々についてきたガフランちゃん。

一方、患者をラマディの病院に搬送するプロジェクトも今までで、のべ10名に達しました。
先日は、46歳の女性を搬送。彼女は、数年前からふさぎこんでしまいほとんど口も利かなくなってしまいました。テント生活が7年間も続き、回復するには、きちんとしたケアが必要かもしれません。
もう一人の患者は、男性でヘルニアの手術を行ないました。

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難民キャンプでふさぎこむ女性。一度病院に連れてきたからといってすぐにはよくならない。

継続して病院に通院しなくてはならない患者がたくさんいます。引き続きご支援をお願いします。
郵便振替口座 00540-2-94945  口座名:日本イラク医療ネット
通信欄に 「難民支援」とお書きください
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by kuroyonmaki | 2012-08-14 14:44 | 難民
今日は、ヨルダンのシリア難民のために、羊を買いに行きました。
アンマンの郊外のサハーブというあたりに市場があるというのです。このあたりは、建設資材工場というか、まるで、ゴミ捨て場のような場所で、確かに羊を売っている場所はあるもののなんとなくおいしくなさそうなので、もう少し砂漠の奥の方に行こうということになりました。
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写真は、オーストラリアの羊も輸入して売っていました。
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やはり、地産地消という言葉があるように、ヨルダンで育った羊がいいに決まっています。一キロ5JDで交渉。
僕の選んだのは、子羊を屠るのは、なんか抵抗があり、できるだけ、人生に未練がないくらい生きた羊にしようと思ったのです。羊が体重計に乗せられたとき自分の運命を察したのか、悲しい叫び声。50kg。全部で250JD、約360ドルになりました。交渉成立です。羊を車のトランクに乗せて、街中の屠殺場まで運びます。
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もちろん足を縛ってあるのですが、途中羊が暴れていました。何だか、助けてあげたいという衝動にもかられます。でも、所詮羊は羊。僕が助けても誰かに食べられる運命にあるからして、食いしん坊の強欲な金持ちに食われるよりは、シリア難民の力になって欲しい。そんなことを考えながら屠殺場につきました。近所に住んでいるシリア人難民にも手伝ってもらい、羊を屠りました。屠殺人は、見事に頚動脈にナイフを入れて、血を抜きます。羊は苦しむこともなく、安らかに逝きました。そしてあっという間に解体されていきました。
複雑な気分で見守っていました。羊さんありがとう。
13家族分に分けて、シリア難民の家庭に配りました。
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「難民支援基金」を立ち上げました。御支援をお願いします。
郵便振替口座 00540-2-94945  口座名:日本イラク医療ネット
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by kuroyonmaki | 2012-08-01 07:50