中東を拠点に国際協力の分野で活動する佐藤真紀のオフィシャル・ブログ コメントはkuroyonmaki@yahoo.co.jpまで


by kuroyonmaki
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<   2009年 10月 ( 10 )   > この月の画像一覧

日本を出ました。

10月26日、朝方まで、出張の準備。3時ごろ目覚ましをセットして寝たはずだったのが、目覚ましがならない!
不思議なことに、蜂に刺される夢をみておきるとすでに7時を過ぎている。
あわててタクシーに電話。雨が降っているとタクシーがなかなか電話つながんないのだが、一発でつながるというラッキー。しかし、電車の客車の中にある液晶モニターに今日の星座占いというのがあって、ふたご座は、なんと一番最後。最悪の日らしい。
今回は、イラクに薬を持っていくので、ウィーン経由になってしまった。
飛行機もなんだか小さいし、とっても窮屈な感じがして、本当、ウィーンに付いたら疲れてしまった。最悪の旅がはじまった。
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ウィーンといえば、エゴン・シーレとかクリムトで有名だが、明日少し時間があるのだけれど、残念ながら美術館は休刊日。とことん運に突き放されてしまった!?
こういうときはおとなしくしているべきですね。
ところで、ウィーンといえば、オーストリア・ハンガリー帝国。でも、飛行場は小さい。オーストリアエアもルフトハンザに買収されるし、ヨーロッパといってもそれぞれの国は、ひとつの州といった感じですね。
日本はそう思えばやはりでかい。でかいから、もっとしっかりしなきゃいかんな。
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by kuroyonmaki | 2009-10-27 12:50 | イラク情報
悲しいお知らせです。
先ほど、バスラのイブラヒムから電話がありサブリーンがなくなったとのことでした。
一昨日も夜中にイブラヒムが電話して来ました。
サブリーンが危篤状態で、酸素吸入をしているとのこと。
「私は、死にます。でもうれしいです。なぜなら、私の絵でチョコレートのパッケージを作ってくれていると聞いたからです。イラクの子どもたちを助けてください。」
彼女は、自分が生きて絵を描いたことで、多くの募金が集まり、イラクの子どもたちが助かることに誇りを持っているのです。
 実は、バスラに行くことを考えていました。
北海道の団体から薬をバスラに送ってほしいといわれており、DHLとかいろいろ調べていたのですが、手持ちした方が早いのです。それで、ビザが取れるかどうか、イブラヒムに聞いた所、
「何を言っているんだ、バスラは、今危なくてしょうがない。君が死んだら、イラクの子どもたちへの支援はどうなるんだ!」といわれました。
 サブリーンは、2005年から絵を描いてくれていて、彼女の絵が面白かったので、絶対、チョコレートのパッケージにしたいというひらめきがありました。それで、始めたのが限りなき義理の愛大作戦でした。
だから、彼女なしでは、ここまでこれなかったし、JIM-NETも大きくはならなかった。
そんな大切な、友人が入院しても、お見舞いにもいけない、死んでも葬儀に出ることもできないのです。これが今のイラク。こんなになってしまったのは、国際社会の責任です。
それが、やっぱり口惜しいですね。
彼女が、がんになったのは、アメリカの使った劣化ウラン弾だと彼女は信じていました。
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今日彼女の遺体は、家に運ばれて、明日には、ナジャフに埋葬されるそうです。
僕は、彼女に洋服を買ってあげたことがあります。彼女は勝負服じゃないけど、この服を着ていることで、日本の友達が自分と一緒にいてくれるような気がするんだとサブリーンは言っていたそうです。
 僕が5年ぶりに今年の5月、バスラを訪問したときには、サブリーンは、わざわざこの服を着て会いに来てくれました。僕はとてもうれしかったし、彼女が目の前で、生きていることを実感して、感動しました。
母は、その服を遺品として僕にくれるそうです。

彼女の遺志を受け継いで、頑張らなければいけないけど、ちょっとしんどいですね。
サブリーン、ありがとう。
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by kuroyonmaki | 2009-10-17 05:22 | サブリーン
 オバマ大統領がノーベル平和賞を受賞!
正直びっくりしました。朝日新聞から電話がありコメントしてほしいとのこと。
イラク戦争は、核兵器を、廃絶するという理由から、イラクが武力行使されてしまった。オバマは、当初からイラク攻撃に反対していたが、イラクは、米軍の占領後、杜撰な管理から核施設からの核物資の略奪による環境汚染を巻き起こし、一方イラク攻撃で使用された劣化ウラン弾の放射能で汚染されている。
結果多くの子どもたちが、がんにかかっているが、支援の手もなかなか届いていない。
核兵器の廃絶とともに、核燃料サイクルから作られる劣化ウランの戦争使用も止めてほしい。
核爆弾は、2発しか使われていなくても、実際劣化ウランといった兵器が人々を苦しめている。
アメリカは、無責任にイラクから徹底し、関心もなくすのではなく、人道支援をしっかりとやること。
そして、それは、この戦争を支持し続けた日本政府にも言えることであり、オバマ大統領のリーダシップに期待したいところ。
 鳩山首相も、ノーベル平和賞をとる位の覚悟で頑張ってほしい。

そんな話をコメントしました。

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10月10日付けの朝日新聞をご覧ください。

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核兵器とあらゆる放射能兵器を禁止していきましょう。
そしてイラクの子どもたちに医療支援を!
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by kuroyonmaki | 2009-10-10 22:53

クラスター爆弾

イラクは、世界で2番目にたくさんのクラスター爆弾が使われた国です。
今日は台風で大変でしたが、「武器と市民社会」研究会主催の徹底討論:林明仁 VS  福田毅
を聞きに行きました。「オスロ・プロセスは「成功」なのか?再考・クラスター爆弾禁止条約

 僕が気になっていたのがイラクです。
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まず、この地図。みどりは条約に署名して批准した国。赤は署名した国です。日本は、各国に先駆けて批准しています。北東アジアにおいて、孤立しているようにも見え、国土防衛上どうなのかという疑問も出てくるわけです。しかし、これは、弱みを見せているのではなく、むしろ平和へのイニシアティブを北東アジアで日本が積極的に打ち出していく姿勢であることを僕は評価したいです。
イラクは、署名していません。
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で次の地図、クラスター爆弾が実際に使われた所。対人地雷が世界中にばら撒かれたのに対して、クラスター爆弾はむしろ、限られた国で使用されたといえます。
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で最後の地図が、クラスター爆弾を所有する国。
これだけ多くの国が所有しています。でも注目すべきはイラクは持っていないということ。湾岸戦争以降の経済制裁で厳しく監視されていたのでしょう。
オスロ条約では、犠牲者の支援というのがあります。そこでちょっと引っかかるのは、被害国が自国の被害者支援をする用に定めています。当然、加害国に責任があると思うのですが、戦争というのは皮肉なもので、加害者でも勝ったら正しいとなってしまい、日本の原爆の例を見れば、アメリカには責任追及しないという方針で、日本政府がすべて、ヒバクシャの支援をやってきたわけですね。
 締約国が支援を提供するように求めていますが、こちらは義務ではないから結局被害者は見捨てられるのでしょうか。

 JIM-NETで支援しているアヤちゃん。彼女は、クラスター爆弾ではなく、がんで足を切断しました。
半年に一度くらい義足の補修にバグダッドからアンマンにやってきます。しかし、この交通費だけでも600ドルかかってしまい、医療費や修理代は出せても、交通費を捻出するのは難しいのです。
当然義足の修理ぐらい、バグダッドでできれば、わざわざアンマンに来る手間が省けます。バグダッドで補修のできるワークショップを探してもらっていますがこれがなかなか見つからず、義足の部品すらないそうです。
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アヤが新しい義足を作ってもらっている所。

国境なき医師団も義足の支援をやっています。アンマンのワークショップには、先月一ヶ月で20のイラク人の義足を修理したとのこと。やっぱり、イラクではろくなワークショップが無いのでしょうか?
だとすると、2003年のイラク攻撃でクラスター爆弾の犠牲者たちがアヤと同じように義足の修繕で苦労しているはずです。
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この少年は、一年前に自動車が、路傍爆弾で爆破、一緒に乗っていたお母さんは、即死、運転していたおとうさんも、大怪我をおいました。少年はアンマンの病院で手術、義足を作ってもらっていました。
このように、最近多いのは米軍のクラスター爆弾ではなく、テロリストが使う爆弾の犠牲者です。
こういった爆弾は、国家間の条約では、全く規制ができないから厄介です。もしかしたら、テロリストが使う爆弾は、クラスター爆弾の不発弾を集めて作られているということもあるかもしれませんが。
いずれにせよ、イラクに必要なのは、ワークショップです。そして義足や義手を作る技術者の養成ですね。
オスロ条約に従い、日本がイラクにワークショップを作る支援をすれば、クラスター爆弾の犠牲者だけでなく、路肩爆弾や、ガンの生存者など、幅広く、受益者が増えるでしょう。
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by kuroyonmaki | 2009-10-09 02:38

タロポン

http://taropon615.exblog.jp/
今日は、朝から、事務所で疲れました。
ネットをしていると面白いマンガサイト発見。

育児に奮闘している私は、とても笑えました。
最近のマンガ、細川てんてんとか、ダーリンは外国人とか、ダーリンネタが多いですね。
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by kuroyonmaki | 2009-10-08 02:34

サブリーンの近況

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サブリーンが包まれているのは、日本の支援者の方が、みんなで刺繍をしてくれたそうです。
イブラヒムに電話で伝えたら、わざわざ病院にもって行ってくれたようです。
サブリーンは、久しぶりにものを食べようとしたとイブラヒムからメールが来ていたので、ああ、ちょっとは元気になったのかなと思い、写真を開いてみると、嘔吐しているらしき写真でした。
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イブラヒムからの連絡をいつも緊張しながら待っています。
早く元気になってと思いつつ、今年のチョコレートはサブリーンの絵を使います。
六花亭にお願いをして作ってもらうのは、サブリーンの缶入りチョコ!
2005年当時描かれたサブリーン・クラシックスですでにおなじみのものもありますが、今回初公開の絵もあります。そして、いまサブリーンのポスター展を開催すべくデザインの作業に入りました。
こちらも楽しみにしていてください!
みんなでサブリーンを応援しよう!
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by kuroyonmaki | 2009-10-07 02:13

情報公開

人道支援だと言い通していた航空自衛隊のイラク派遣。実はその7割が米兵を運んでいた。
つまり、戦闘に向かう米兵を運んでいるのだから、これは当然、戦争協力で憲法違反である。
名古屋高裁ですでに、判決が出ているが、政府は、そんなの関係ない!と知らんふりだった。政権が変るというのはすごいことで、今まで、防衛省から提出された書類は黒塗り。 
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これじゃあ、人を馬鹿にしているというか。
以下朝日新聞から引用します。

「防衛省が、情報公開法に基づき、これまで実質非公開としてきた航空自衛隊のイラク空輸支援活動を記録した「週間空輸実績」を請求者に全面開示した。5月までの5回の請求に対しては、週の輸送日数を除いて黒塗りの不開示で、日ごとの発着場所や輸送人数、武装装備の詳細が開示されたのは初めて。請求者の異議申し立てを受けて、9月の政権交代後に一転して全面開示された。 」
 昨年4月に名古屋高裁でイラク派遣違憲判決を引き出した元原告代表の池住義憲さんは「米軍の兵士と物資を運んでいたという事実が、開示資料で裏付けられた。新政権には情報公開だけでなく、派遣活動を厳しく総括した上で、説明責任を果たして欲しい」と話している。

明日、池住さんらが記者会見します。
僕たちも、これから彼らに絡んで、イラク戦争に加担したことの責任を政府に問いただして生きたいと思っております。
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by kuroyonmaki | 2009-10-07 01:58

ベッドのサブリーン

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ようやくサブリーンはベッドで治療を受けるようになりました。
I am very tired ,I cannot eat , I cannot drink , I cannot speak ,I think my life was finished also my dreams was finished

サブリーンは、イブラヒムにたずねました。
「マキおじさんなら、私を助けてくれるの?」
イブラヒムは、
「神のみぞしる」
申しわけないけど、僕はあまりにも非力だ。

 サブリーンは、小さい子どもたちの面倒をよく見てあげるいい子だ。
5月に僕がバスラに行ったときに、オーストリアのドクター・エバも一緒だった。
彼女は、サブリーンに義眼を作ってあげると約束していた。
サブリーンはとってもうれしそうだった。
彼女は、片目が無いので、お嫁にいけないかもしれないっていつも心配していた。
家の中でもサングラスをしていて、もうサングラスをしなくてもよくなるのだ。
ドクター・エバは、院内学級のいすが倒れていたのを、サブリーンが直していたのに気づいて、
「よく気のつく子ね」と褒めていた。
 僕がわざわざ日本から来ることを知って、クウェートで買ってサブリーンに託した服をわざわざ来てくれて、まっていてくれたのがとてもうれしかった。
そういう気配りの出来る子だんだ。
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by kuroyonmaki | 2009-10-01 02:11 | サブリーン

サブリーンの絵新着

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イブラヒムからサブリーンが入院したのでお見舞いに行ったとの連絡が入りました。
これは、9月18日の写真です。
しかし、病院のベッドにあきはなく、地べたに寝ていたとのこと。
サブリーンは目が見えなくなってしまってから、すっかり意気消沈しています。
このとき着ていた服は私が、クウェートで買ってあげたものです。太陽がぎらぎらして元気になりそうなイメージのスパンコールがほどこしてあったのですが、この服を着て元気になってほしいものです。
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サブリーンが、視力を失う直前に描いてくれた絵です。
ここの所サブリーンの絵のタッチが変ってきて、また面白い絵が出てきた矢先の再発。
11月に、サブリーンのポスターをいくつか作ってきますので、日本で展示ができたらいいなと思います。
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by kuroyonmaki | 2009-10-01 01:54 | サブリーン

バスラの鯨

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バスラといえば、イラン・イラク戦争で激戦地になった場所。シャットルアルアラブ川の領有をめぐって戦争が激化して行った。さてその頃バスラに作られた彫像のお話。バスラ大学の近くにあり、イラクの兵士が、イラクの国旗を片手に、もう一方の手には槍を持ち、鯨の背に突き刺している。鯨はイランをあらわしており、イラクがイランを打ち負かした象徴になっていた。しかし、2003年のイラク戦争で、イランの秘密警察が入ってきて、イラクの兵士の像だけを持ち去ったため現在は鯨の像だけがのこっているというお話。

バスラに行ったら尋ねてみたい場所だ。
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by kuroyonmaki | 2009-10-01 01:34