中東を拠点に国際協力の分野で活動する佐藤真紀のオフィシャル・ブログ コメントはkuroyonmaki@yahoo.co.jpまで


by kuroyonmaki
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JIM-NETでは、イスラムカレンダーを販売します。
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詳しくは
http://www.jim-net.net/donation/jim_goods.htm
佐川信子先生は、我が国には数少ない気鋭のアラビア文字書家で、このカレンダーに使用されているアラビア語カリグラフィーはすべて佐川先生のオリジナルです。
左辺のアラベスク・デザインは使用後切り取ると栞(しおり)に早変わり!

中東・イスラム社会とのお付き合いでいつも頭を痛めるのは暦の違い。うっかりしていると、先方はお休みでいくら電話しても出てくれない筈、といったことがよくあります。
イスラム暦の月の名前と日付が、日本のカレンダーに付記されているので、イスラムの休日はひと目でわかり、大変便利です。

イスラム暦について
イスラムの暦は、月の運行を実際に観測して決定するため、国や地域によっては 1日から2日、日付が前後することがあります。このカレンダーは、世界のイスラム暦の標準とされるサウジアラビアのウンム・ル・クラアの暦に依りました。


2008年版の実写。今年も同じ大きさ、形です(横 180mm 高さ 155mm)
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by kuroyonmaki | 2009-09-20 00:42

高校生サミット

西日本新聞に昨日のサミットの記事がでていました。
シルバーウィークがいきなり始まり、飛行場も大混雑でした。

柳川高校国際科の3年生が企画した「第10回世界高校生サミット」が18日、柳川市上宮永町の総合保健福祉センター水の郷で開かれた。核問題をテーマに、「核の平和利用」「国際関係における核」など高校生の発表や、同校に通う8カ国の留学生を交えパネルディスカッションが行われた。

 原子力発電の賛否について、スウェーデンのボーテンススティエルナ・アマンダさんが「事故が起きたら世界中に影響が及ぶ」と反対。ドイツのエイカー・バーグマンさんは「チェルノブイリのような事故は恐ろしいが、原発は安上がりだ」と利点を挙げた。

 核兵器の保有について米国のアレックス・シャピローさんは「ロシアをはじめ他国も持っており、自国を守るため必要」と説明。岩見直哉さんは「日本には非核三原則があり、唯一の被爆国として米国の核兵器保有には反対」と述べた。

 非政府組織(NGO)「日本イラク医療支援ネットワーク」の佐藤真紀事務局長は「イラクと戦争-放射能汚染で苦しむ子どもたち」と題して講演。戦争で傷ついた子どもたちの写真を示しながら「罪のない子どもたちが傷ついている現状を知ってほしい」と訴えた。

 実行委員長の3年生坂井聖一郎さん(18)は「いろいろな国の意見が聞けて勉強になった。これで終わりとせず、核について自分の意見をしっかり持ちたい」と語った。

 高校生サミットは、2000年の九州・沖縄サミットを機に始まった。企画から生徒が行い、毎年テーマを変えて国際問題を議論している。

=2009/09/19付 西日本新聞朝刊=
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by kuroyonmaki | 2009-09-20 00:30

柳川です。

九州の柳川にやってきました。うなぎで有名です。
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柳川高校の生徒が世界高校生サミットを開催。
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講師として呼ばれたのでした。
第一部は生徒たちが、核の問題について調べます。
原子力の平和利用
核兵器
広島長崎
世界の核戦略
パワーポイントを使ったプレゼンはなかなかうまく纏め上げていました。子どもたちの緊張感がまた素敵です。
そして2部は、私が劣化ウラン弾とイラクの子どもたちの話をしました。
3部は、核が必要かどうか、パネルディスカッション。
オーストリア、スウェーデン、ドイツ、アメリカ、バングラディッシュ、台湾、韓国からの留学生がディスカッションです。
原子力発電が必要かどうか、核兵器が必要かどうか、核って必要なのか生徒が話しあうのに私がコメントをさせていただきました。
ただ、せっかく生徒が話しているのに私がまとめちゃうのは、もったいないので、できるだけ、自分の意見は言わず、生徒たちの知らないことを補足するにとどめました。

原発に関しては、まずそれぞれの国がどれくらい原子力に依存しているのか、聞いてみます。
一番多いのがスウェーデンの45%、日本は約30%ですね。韓国は29.4%アメリカは20%、オーストリアは0%
日本はかなり原子力に依存しています。パネラーの中で原子力発電に賛成は、タイの留学生プンさんだけでした。理由は「他の国も使っているので安全」ドイツやスウェーデンは、チェルノブイリの恐怖から反対です。
台湾のュ・インさんは、中立で、便利な生活ができるけど、廃棄物の環境汚染を問題視。
次に核兵器になると、アメリカのアレクサンダー君だけが賛成、核を持っていることによって相手が責めてこないという抑止論ですね。


結論としては、原子力の平和利用という考え方はよくても、技術が追いついていない、廃棄物をどこに捨てるのか、いろいろ考えると原発はコスト高?
核兵器は、絶対反対、原発に頼らないようにするためには、エネルギー節約しようという意見でまとまったようでした。
若い人たちが、こういう話を気楽にディスカッションできる雰囲気はうらやましいですね。彼らの未来に期待!
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by kuroyonmaki | 2009-09-19 01:30

明日から久留米

明日から出張。18日の高校生サミットに参加します。
高校生が核の問題を真剣に考えるというので楽しみです。以下HPから抜粋。
18日は夜は一般向けの講演も予定しています。
なんだかあわただしい日々が過ぎていきます。

第10回世界高校生サミット

   テーマ 「核」

国際科の3年生の生徒たちが、自ら立案・企画・運営を行う国際科の一大イベント!
生徒たちが留学を終えて、海外で培った経験や英語力を生かし、毎年自分たちで国際的な問題を取り上げそれをテーマに高校生の視点で国際問題に取り組む。
今年のテーマは「核」です。
日時・場所:9月18日(金) 14時  水の郷大ホール〔西鉄柳川駅) 入場料無料

みなさん是非足をお運びくださいますようお願い致します。
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by kuroyonmaki | 2009-09-17 03:30

911

911から8年。遠い過去になってしまったかのようで、TVを見ていても、BSの「今日の世界」くらいしか特集は無かったような感じだ。
オバマ大統領は、11日付のニューヨーク地元紙に寄せた追悼文では「わが国の強さの源泉は軍事力だけでなく(互いの違いを尊重するなどの)価値観の力にもある」として、国際協調主義やイスラム社会との融和など「新しい外交」を進める決意を鮮明にしたというが、アフガン戦争ではすでに泥沼に入りそうな兆しすらあるし、イラクでも治安は悪化している。
イラク戦争が始まってから最も治安がよくなったというのが今年の一月。それでも一ヶ月で犠牲者は273名。
しかし、8月には、537に増え、九月に入ってからは、すでに10日間で91名。毎日どこかで誰かが殺されている。イラク戦争前の数字は0-3名。を考えると、テロとの戦争は全く成果を出していないことが明らかだろう。長引く戦争は、アメリカ人の税金からの軍事費を押し上げ、軍事産業をもうけさせたにすぎない。
http://www.iraqbodycount.org/database/recent/
木曜日〔10日〕にもモスルの近くのワラダというクルド人の村にローリーが突っ込み、20人が死亡している。
8月19日のバグダッドのテロにしろ、規模が大きいのが特徴だ。以前のように誘拐されて首を切られるというテロはなくなったが、イラクの大変さは続いているのに日本での報道はほとんどない。
それをいうならば、イエメンの内戦。
UNHCRがアピールしたり、国境なき医師団が動いているが、それ以外は無視されている。
 
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写真はモスルでのテロ(アルジャジーラより)
日本は、政権交代のニュースで持ちきり。

世界はどこへ向かうのか。オバマ人気と鳩山人気。でも、不安はぬぐえない。
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by kuroyonmaki | 2009-09-12 13:37
イブラヒムが最近よくメールをくれる。今日のイブラヒムは、サブリーンのお見舞いに行ってきたという。
彼女は弱りきっている。もう何も見えなくなってしまって、そのことをひどく悲しんでいたとのこと。詳細を知りたくて電話するがつながらない。
インシアッラー!
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by kuroyonmaki | 2009-09-08 02:14 | サブリーン

婚活

NHKの今日の世界をみているとイラクの特集。
先週は、急遽、鎌田先生に登場してもらい、イラクの医者に関してコメントしていただいたけど、今回は、「家族の復興」という興味深い内容。
済復興が始まりつつあるイラクで、今結婚するカップルが増えているそうで、国も宗派を超えた結婚にお祝い金をだすという。
うらやましい限りだ。日本じゃ、そんなお金でないもんなあ。
イラクではそういうばら撒きは昔からあって、僕が2002年にイラクにいたときは、サダム・フセイン大統領の信任投票があって100%の信任だったお祝いに、結婚するカップルにお祝い金を配っていたので、月曜と木曜日は、あちこちで結婚式をやっていた。
この番組、戦争やテロで夫をなくした女性達がその対極にあるとして、未亡人を取材。イラク政府が2008年にまとめた統計ではその数は100万人にのぼっているそうだ。
NGOの支援を受けて洋裁をやって細々と生きている未亡人の家族が印象的だった。
さすがNHKである。もっと、こういった番組をやってほしいな。
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by kuroyonmaki | 2009-09-07 23:35

チョコレート

そろそろ、来年のバレンタインデーに向けたチョコのパッケージのデザインを作らなければいけない。
今年は、チョコレートの中身も替えようと話が盛り上がっている。
 今回は、バスラ、バグダッド、モスル、アルビルの4都市の子どもの絵を集めてきた。
この週末に何とか仕上げようと、絵の選定に入った。
面白い絵がたくさんあって、見ているだけで元気になってくる。
 サブリーンの絵をあらためて11歳のときの絵から、最近の絵まで、まとめて見てみた。
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この絵は、おそらく一番最初の絵かもしれない。
そして、最近の絵がこれだ。
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バスラを観光するのならどういうところがいい?とサブリンにお願いして描いてもらった。
最近のサブリーンの絵は大きい。そして色鉛筆で力いっぱい塗りつけるという技法だ。
今は、もう目が見えなくなってしまったというサブリーン。
そもそも、バレンタインのチョコレート作戦を思い立ったのも、サブリーンの絵に出合った衝撃からだ。
 正直、イラクを支援し続けることはそんなに簡単な事ではない。NGOも近頃は難しく、プロの組織として、仕事になるかどうかいつもそういう議論をしているから、多くのNGOは、イラクでの活動を終了したり、小さなNGOは、形ばかりの存続になってしまっている。そんな中でも頑張っているNGOやボランティアもいるし、もっと頑張れるのにやらないNGOもある。
なぜそうなってしまったかというと、メディアと同じで、大きな新聞やTVなどは、イラク国内で取材などしない。正直現地取材をやっているのは、NHKと、共同通信がたまに行くぐらい。
NGOも全く、イラクに入らなくなってしまった。これでは現場を伝えるものが何も無い。頭でっかちに平和構築だの、といてみた所でむなしいばかりだ。
 そんな厳しい環境でJIM-NETが続けてこれたのは、サブリーンの絵の力があってのことだ。
だから、感謝の気持ちをうまく表現できて、未来につながるような、そういうキャンペーンにしたいなあと、頭を抱えている。
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病院で医者と話すサブリーン。
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by kuroyonmaki | 2009-09-06 04:45 | イラク情報

サブリーンが危ない

イブラヒムに電話。
「サブリーンはとても疲れている。頭痛を訴え、左目もみえなくなってしまった。」
「私にはもうチャンスはない。私の人生は終わってしまうの。」
とすっかり元気をなくている。先週の日曜日にケモセラピーの薬を投与。
イブラヒムは、
「彼女は、もう絵が描けなくなってしまったことをとても悔しがっているんだ」
こんなとき僕は、彼女にどう声をかけていいかわからない。
イブヒムは、「インシアッラー」神の御遺志のままに
という。この言葉は、日本人にしてみれば、時としては、なんでも神のせいにして、自分は責任ないよという風に捕らえられてしまうこともあるのだが、

「人事を尽くして天命を待つ」というのが近い
できるだけ頑張るよ
あるいは、
「頑張らない」とも訳せる。

日本人は、何でもかんでも自分で責任を負わされるから、鬱になってしまうのかもしれない、
もっと共通な大きなことがあって、それは、個人では最初からあがいてもしょうがないものだけど、それでも神は、それに向かって努力しなさいということもあるだろうし、まさに神と自分との役割分担みたいなのが本当はあって叱るべしだ。
僕は神じゃないから、後はやっぱり、もう神に任せる。
宗教がないと神の分まで頑張らなければいけないんだ。
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by kuroyonmaki | 2009-09-04 02:33 | サブリーン
急な話で、昨日NHKから電話があり、水曜日の番組でイラクの医者のことについて話せる人を紹介してほしいという。僕はすっかり来週だと思いきや、なんと本日の番組。あわてて鎌田實先生に電話するとちょうど東京にいるというので即決まり。番組の内容は以下の通りです。


医師不足に悩むイラク 医師たちの奮闘
イラク戦争から6年。復興は進みつつあるが、医療の現場は深刻な医師不足に悩まされている。開戦以来、医療従事者は「国の復興を助ける者」として武装勢力の標的にされ、これまでに200人が殺害、5000人以上が国を離れたためだ。身の危険を感じながらも、あえてイラクに戻る医師もいるが、病院には患者が殺到、まさに常在戦場の毎日だ。そして、イラクではなかなか本格的な治療が受けられない中、よりよい医療を求めて隣国ヨルダンに向かう患者たちが続出している。こうした中、イラク人患者たちを支援しようと、医療NGO「国境なき医師団」が、隣国・ヨルダンの首都アンマンで無料で治療にあたっている。今なお深刻なイラクの医療現場の実情を伝える。

出演:鎌田實(日本イラク医療支援ネットワーク代表)
    山澤里奈(ヨーロッパ総局記者)

医者の迫害に関しては、JIM-NETも今まで手を焼いてきて、何度か僕も記事を書かせていただいた。
最近では、8月7日から赤旗の金曜版に連載させていただいて、8月28日に無事に終了したのだが、
http://www.jim-net.net/media_data/media_data.html
JIM-NETのHPにも記事の切抜きが貼り付けてあるので是非見てください。

2007年1月、その頃、バグダッドは本当に地獄のようになってしまっていて、私たちが関係しているドクターにも迫害が及んでいました。そんなときインタビューした記事がJIM-NETのHPに出ていますのでこちらもご覧ください。
http://www.jim-net.net/report_amman/amman07/amman070213_1.htm

では!
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by kuroyonmaki | 2009-09-02 01:33 | 日本でのイベント