中東を拠点に国際協力の分野で活動する佐藤真紀のオフィシャル・ブログ コメントはkuroyonmaki@yahoo.co.jpまで


by kuroyonmaki
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カテゴリ:イラク情報( 21 )

アルビルでは気が付くとクリスマス。
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アルビルのショッピングモールではこのようにクリスマスの飾りつけがにぎやかになっています。そういえばすっかりと忘れていました。毎年JIM-NETではサンタクロースが、ナナカリー病院を訪問して子どもたちにプレゼントを配ることになっています。そこで、さっそく病院に相談したところ、キリスト教関係のチャリティ団体がプレゼントを配りに来るとのこと。そこで、せめてケーキでも買っていこうということになりました。
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アンカワにあるケーキ屋さんで頼んでおいたケーキを取りに行きます。この日はシリア難民の学生アルバイトのM君が30分遅刻。聞くと道に迷ったそうです。彼は根っからの方向音痴。まあ、高校を卒業したばかりで、シリア内戦のために大学に行けなくなったので、アルビルに避難してきた。社会経験があまりないので、ちょっとどんくさい。でも、いいやつです。頼んでおいたケーキは、いろいろ注文を付けておいたのでできるのが楽しみ。しかし、M君は少しどんくさいので、べっちゃっと落さないように気を付けないと。
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病院からは宗教的にならないようにとの注文がありましたので、文字もメリークリスマスではなく、毎年がいい年でありますように!
「クル・アーム・アントン・ビヘイル」というお祝いの言葉を入れてもらいました。ところがケーキ屋から出てくるといきなり、カラシニコフを担いだクルド軍のミリタリーポリスに呼び止められました。カメラをチェックするというのです。そこはアメリカ領事館があるらしく、装甲車がとまっていますが、セキュリティの為か星条旗は上がっていません。
「なんで?お店の中でカメラを回していただけで決して領事館の方は写してませんよ」といってその場で写した中身を見せるが、「上がチェックするので待ってなさい」といってビデオを持って行かれた。「じゃあ、その上のアメリカ人に合わせなさい!ここは、クルドなんだから、なんでアメリカ人がそこまでする権利があるんですか?領事館の中ならともかく、ケーキの写真撮ってなんでアメリカにビデオをチェックされなきゃいけないのか。勝手に大事な写真を消されでもこまるから、立ち会わせなさい」
「まあまあまあ、5分で終わりますから」とポリスが言っているうちに、「5分立ちましたよね。がんの子どもたちが待っているんですよ」というが、「あと2分待ちなさい。アンタの言っていることももっともだが、私たちには命令に従うだけです」と言っているうちに2分が過ぎた。そのうちに、太っちょのアメリカ人が出てきて、「ここは、あちこちにスナイパーが配備されているんですよ。スナイパーが写っていないかチェックさせてもらいました」。言われてみると、あちこちの屋根にスナイパーがいる!ともかく、ビデオを返してもらいあわててナナカリ―病院に向かいました。途中車の中で「ケーキは?」M君、「トランクに積みましたよ」「おいおい、急ブレーキかけたらテントウムシがつぶれるでしょうが」途中で車泊めて、トランクからケーキを持ってくるとふたが開いていましたが中は無事。よかった。「ケーキはこうやって膝に抱えて持つんだよ」と教える。病院に到着。学生アルバイトのM君がビビりながらケーキを運んだおかげで、箱を空けるとテントウムシが2匹完全に落ちていました。ありゃ!看護師のホーシングさんが、大丈夫!といってフォークで持ち上げて元に戻すも顔はつぶれ折角のケーキが台無しに!
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それでも、皆でおいしくケーキをいただきました。
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by kuroyonmaki | 2013-12-26 05:59 | イラク情報
2002年のイラクより

バグダッドの印象
9月21日の朝、ヨルダンのアンマンまで、イラク政府が派遣したバスが迎えに来てくれた。私は、バビロン音楽祭に参加する日本人の一行と行動を共にするために、おんぼろバスに乗り込んだ。ヨルダン砂漠を延々と走り、国境を越えイラク側に入るとミサイルを携えたサダム・フセイン像が我々を歓迎してくれる。何せおんぼろバスゆえに時間がかかる。ホテルに着いたのは朝の4時で17時間もかかってしまった。
 経済制裁のために、バグダッドの町は暗く沈みかえっているかと思われたが、道路や電気のインフラはきちんと整備されていた。街中にも、シリアやヨルダンを経由して届けられる輸入品があふれている。おそらくは、国家に金が回らないので、肝心のイラクの産業が機能せずに、高価な輸入品ばかりがやみで入ってくる。実際イラクの石油輸出額は、湾岸戦争以前の状態に戻っているという。しかしながら「イラク政府には現金を渡さない」という国連の制裁のために非常にアンバランスな状況を作り出してしまっている。ガイドをしていたサミールさんに聞くと、「確かに以前に比べれば物はあふれている。一方で確実に貧富の差が開いている。配給じゃ全く足りないのだけど、一方でいろんなビジネスができた。石油を売ったりするのは、国連が取り締まっているから、政府はあえて民間に売らせる。こういった特権の持った連中がいる。今まではパイプラインがあったが、今ではタンクローリーが長距離を走るので、国境近くの町では結構金持ちがいる。まじめに働いていたんじゃ一ヶ月数十ドルにしかなりやしない」とため息をつく。
 病院にいくと多くの子どもたちが白血病に苦しんでいる。湾岸戦争時に使われた劣化ウラン弾が原因で白血病や子どもたちの癌が増えているという。薬がないために十分な治療ができないという。国連の意思決定に時間がかかり治療に必要な薬がなかなか手に入らない。運良くヨルダンなどから闇で流れてくる薬を入手することができても、数百ドルはするので、一般庶民にとってはとても払いきれない。
「日本はかつてはイラクの朋友であった。自動車は殆どが日本製であったし、病院も日本の技術で建てられたものも多い。しかし残念ながら湾岸戦争以来、日本はいつもアメリカの背後で支援するようになっている。私たちは、日本の方々に尋ねたい。アメリカと一緒に今後もイラクの人々を苦しめようとするのかそれとも、我々の友人として振舞ってくれるのか」
マンスール教育病院のルアイ医師がはき捨てる。
 きれいな表通りとは裏腹に、下水があふれた貧民街があちこちに存在する。子どもたちの多くは、ものを売ったり、物乞いをしているありさまだ。結局、経済制裁によって、一部の特権階級(国連も含めた)が生まれたが、苦しむのは依然として普通の市民である。
 そんな中で10月15日、サダム・フセインの大統領信任投票が行われ、結果は、100%の支持率となった。街中には、祝賀ムードが漂い、あちこちに新しいサダム・フセインの肖像画が飾られた。
一緒にタクシーに乗っていた文化省のネダさんは「国民一人に2500ドルプレゼントされるらしい」とラジオのニュースを訳してくれた。彼女はそわそわして、あちこちで、真偽を質していたが、結局は噂に過ぎなかった。しかし、恩赦により囚人を全員釈放することが決まったそうだ。ネダさんは、とってもがっかりしてしまった。実際、お金をもらった人もいる。21日の月曜日には50,000組のカップルが5星ホテルでの2日間の宿泊とお祝い金を受け取ったという。ホテルの近辺では、太古とトランペットのリズムでみんな狂ったように踊り、結婚式とサダム・フセインを祝福した。こういったやり方で民衆の心をつかんでいく。
イラク人は、戦争についてどう捕らえているのだろうか。
「逃げないって?ここは俺たちの土地だ。最後まで戦うよ。後は神が決めることだ」と楽観視している人が多い。「サダムは席が欲しいわけだし、アメリカは石油が欲しいわけだ。サダムが座ったままで石油を振舞えば、戦争なんてすぐ終わってしまう」という人もいる。ある意味で、イラクは持てる国の強みというものがあるのだろう。「アメリカがいつ攻撃してくるかって?そんなのは誰にも分からない。子どものわがままは予想がつかないだろう」と赤新月社のジャマール医師は頭を抱えた。
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by kuroyonmaki | 2013-03-24 12:38 | イラク情報
 皆様、事務局長の佐藤です。
9月6日に日本をたち、アンマン(9・7)→アルワリード(9.8)→カーイム→バグダッド(9.8)→バスラ(9.9)→アルビル(9.10)と北上してまいりました。
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今のイラクは、まだまだ戦時下という感じです。町中にはあちこち軍隊が出て、チェックポイントを作っており治安はずいぶんよくなりました。安全にはなったのですが、しかし、安心して僕らがであるけるかというとそうはならないのです。IMG_0220

バスラで泊まったホテル。最近、石油関係で外国人もたくさんくるようです。日産を3倍にしようという計画。その一方で、バスラの病院は薬不足に苦しんでいます。バスラで働くイブラヒム。イラクの選手団が来日した記事の出ている新聞から情報分析。「イラクは、日本には勝てない。スピードについていけないと思う」イラク人は結構サッカー通が多く、バルセロナとかレアルマドリードとかのゲームを本気で応援しています。時としてはイラクよりもやっぱりそういう魅せる試合に熱中する傾向があります。そういた意味で、最近の日本のサッカーがじわじわと人気を得ています。街角で聞いてもいると対外は、イラクが勝つというものの、「やっぱり、現実的には2-1で日本」という感じの意見が多いです。
普段薬を支援している病院に応援グッズをプレゼント。P9030318

福島から買ってきた赤べこは、イラクの子どもたちががんを克服して健康になってほしいという思いです。
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福島では、19:00からJANIC協働スペースで、パブリックビューイングを行います。
また、イラクではアルビルのナナカリー病院からスカイプで福島とつなげる予定。ご期待ください。
そして、ゲームに感動したらイラク支援にご協力願います。
http://www.jim-net.net/news/info/2012/08/post-101.php
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by kuroyonmaki | 2012-09-11 09:12 | イラク情報

ファルージャのがん患者

4歳の少年ゼイド君。
白血病で、ヨルダンのキングフセインがんセンターで骨髄移植を受けています。昨年キングフセインがんセンターから支援要請があったものの震災の影響でイラク支援のお金が集まらず。しかし、チョコ募金の成功で、従来通りのお金が集まり、結果的には3月末に110万円ほどの寄付ができました。ゼイド君は予後もいいようで順調に治療が進んでいます。ラマダン休暇中は、故郷イラクのファルージャに戻っていました。そこでさっそく、バグダッドのアブサイードが家庭訪問に行ってきました。

キングフセインがん基金の事務局長を務めるディナ王女からのメッセージ:

今日はファルージャのゼイド君を訪問しました。家族はとても喜んでくれました。彼らは、ハイ・ナザルという地域に住んでいますが、2004年の米軍のファルージャ総攻撃の際は、激戦地になっていました。彼らは、なんと15日間も家の中にこもっていました。アメリカ軍の攻撃を受け、家にも火が付きましたが、外に出ることもできず、自分たちで消すしかなかったのです。戦争が終わると、破壊された家の修復を行わなければなりませんでした。

ファルージャでは戦争の影響で、出産異常や、がんの子どもたちが増えてるようです。
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ファルージャの街
いまだに弾痕が残っている。
JIM-NETの支援を受けているゼイド君、左はアブ・サイードDSC04041

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ゼイド君の家も激しく攻撃された跡が残る。
さて、せっかくここまで元気になったゼイド君。気を抜くと感染症などに襲われるので、もうひと踏ん張りです。
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by kuroyonmaki | 2012-08-24 00:23 | イラク情報
アブサードの提案でアヤちゃんの遺族を訪問することになった。アヤのお父さんはおとなしくて、感じのいい人だったが、アヤちゃんが治療している時は、とても暗く、近寄りがたい雰囲気もあった。今回家庭訪問は初めて。丁度数日前に、彼女の絵を改めてみて、やっぱりチョコレートには彼女の絵を使いたいと思った。今年は数をまた増やすので、3ヶ月も前からデザインを仕上げなければならない羽目に。数日で仕上げなさい!と叱られそうだが、これがなかなか数日でできるものではない。ガンの子どもたちとの関係作りから始めていくので、ただかわいいデザインができればいいというのではない。今年のテーマをどうしようかなと思って探していたら、アヤの変電所の前で楽しそうな女の子の絵がメモリースティックに入っていた。
この絵はなんだかイラク戦争と日本の福島問題ともつながってみえた。石油が取れる国が、戦争でぼろぼろにされ、ろくに電気がこなくなってしまったのだ。原発を止めるとともに、資源のための戦争も止めたい。そしてアヤの写真も出てきて、病院にもいけずに、自宅で点滴を受けるアヤ。世界の格差を感じてしまう。
http://www.youtube.com/watch?v=fA6zXyuEe_Y
今年のチョコ募金のテーマは、グリーンエネルギー。子ども達の絵から、グリーンエネルギーを考えてみる。アヤの絵には、電気があったり、自転車の絵があったり、ガスの絵だったり、面白いモチーフが満載されている。
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それで、アヤの絵を中心に4つのテーマでコラージュしたものを作ってみた。
1)イラクの電気事情をしってほしい。
イラクはバグダッドで、3時間電気がきたら一時間は停電という状況が続いている。産油国なのに、イラク戦争後、益々イラクは途上国化している。日本がどうしてイラク戦争を支持したのか、中東の石油の確保はひとつの大きな理由だ。イラクは、公共の電気がどうしようもなく、町内会単位の発電機から電気を買っている。まさに日本がこれからやろうとしている電気市場の自由化が皮肉にもイラクにはある。
2)持続可能なエネルギー
車より自転車に乗る。自転車って本当にエコなのりもの。最近ジムに行っている人が多いけど、電気でベルトまわしてそこを走るってどうなんの?て思ってしまう。
3)もっと木を
坂本が提唱しているNO NUKES MORE TREES
4)太陽のエネルギー
こういったエネルギーは中東はもっと使うべき。ヨルダンが原発を入れて近隣に電気を輸出しようとしているけど、夏場の太陽の力を利用しない手はない。

それで、アルビルのガンの子どもたちに、このアヤの絵を見せてイメージするものを描いてもらった。アヤほどはうまくかけないけど、一生懸命アヤの絵をまねしようとしているこどもたちの絵が面白く、最終的にはそういうのをコラージュして、作品に仕上げる予定。一週間ほどアルビルにこもって缶のデザインを完成!今日本の缶工場では、印刷に取り掛かっています。
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by kuroyonmaki | 2012-05-12 04:59 | イラク情報
イラクで出来ないがんの治療に放射線治療があります。なぜ、イラクでは放射線治療が出来ないかというと、1991年の湾岸戦争後、イラクが核開発の疑惑のために、制裁をうけ、放射線関連の機材などを輸入することが出来ず、イラクの医師が、放射線を取り扱う技術を身につけることすら許されなかったのです。
 イラクの核開発の疑惑に関しては、フランスが、1970年代の後半から「平和利用」ということで原子炉を提供。1982年に稼動する予定でしたが、イスラエルは、核兵器の開発につながるとして、1981年に、いきなりイラクに建設中の原子炉を空爆しました。一方、イスラエルは、既にこのときフランスから購入した原子炉で、核兵器を開発していた事が、後になってわかりました。イラクの核施設は、湾岸戦争後は、国連の査察を受け、核物質は、厳しく管理されますが、1998年、当時のクリントン政権は、査察団にCIAのスパイをもぐりこませたとして、サダム・フセインは、査察団を追放。緊張感が高まります。そして、アメリカとイギリスは、イラクを空爆(砂漠の狐作戦)空爆は12月16日ー19日の4日間で終わりました。この攻撃で、イラクは完全に国連の査察を拒否するようになりましたが、2001年911のテロで、イラクの核兵器開発および所有の疑惑が、高く、国際テロと結びつくと大変なことになるという、証拠のない恐怖が語られ、2003年のイラク攻撃につながったのです。
サダム政権が崩壊し、アメリカの占領が始まると、こともあろうか、核物質が管理保管してあった施設がイラク人の略奪にあいます。ドラム缶が欲しいという貧しい市民が押し寄せ、高濃度のウラン(イエローケーキ)が入っていたドラム缶を持って行き、川で洗ったといいます。イラクでは、劣化ウラン弾の影響で小児がんが増えているといわれていますが、このときの、イエローケーキの拡散による放射能の影響もあるのではないかと思われます。
さて、そのような皮肉な歴史から、イラクでは、放射線治療の技術はほとんど育ちませんでした。未だに、その状況は続きます。バスラでは、近く機材がそろうようですが、治療が出来るようになるにはまだ時間がかかりそうです。
そこで、JIMーNETでは、バスラの小児がんの病院に通う子ども達で、放射線治療が必要な子どもたちをイランに連れて治療させるというプログラムを2009年に開始しました。(最初の患者は、サブリーン・ハフェド)イランのアフワズ州にあるキルスタン病院はバスラから、200kmほどです。2011年度は7名の患者を治療する予算で、11月に既に7名の患者がイランで治療を受け予算消化してしまいました。
しかし、現地スタッフのイブラヒムから、緊急性を要するということで、患者の追加の要請がありました。サジダさんといい、17歳の女の子です。骨髄のガンを患っています。父親が早く亡くなっているそうです。
13歳のときにガンと診断され、抗がん剤の治療をしてきましたが、経過があまり芳しくなく、背中の痛みなどがひどくなっているそうです。
そのため、緊急にイランの病院に搬送して、放射線治療を試みたい、とのことでした。
さてどうしたものかと悩んでいたら、沖縄平和市民連絡会から、バグダッドの病院の支援にということで340万円の支援の申し出があり、相談した所、50万円をサジダさんの治療費に充てることが出来ました。
イラクは、核兵器の開発所有という疑惑で、武力行使を行ないましたが、結果としては、10万人以上のイラク市民が死んでしまいました。そして、先ほどのイエローケーキの拡散と、米軍が新たに使用した劣化ウラン弾の放射能で、未だに、がんが発症して苦しみ芯で行く人々がいます。その人たちの多くが、治療すらまともに受けられないという、核燃料サイクルから生まれた悲劇が垣間見られます。
イランも核開発の疑惑で、アメリカとの緊張関係が続いていますが、人道的なスペースは、守らなければなりません。
現在イブラヒムは、サジダさんに同行し、イランにいます。

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by kuroyonmaki | 2012-01-09 08:38 | イラク情報
Ahamad salam Iraq
1月7日から始まったアジアカップ。イラクをはじめ、ヨルダン、シリア、クウェート、UAE,,とアラブ諸国がたくさん参加しています。
なんといってもJIM-NETはイラクを応援したいところ。日本はB組み。イラクはD組みになってしまったために、対戦するには、最低でもベスト8まで勝ち進まないとダメです。

イラクで注目の選手は11番をつけているハワル・モハメッド(MF) でしょうか。2007年のアジアカップ優勝の立役者。
この絵は、白血病のアハマッド・サラーム君が描きました。

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ナシャット・アクラムはオランダでもプレーしたことのある選手。
ヨルダンでサラセミアの治療中だったアハマッド・ザーキ君が写した写真です。

そしてやはり、ここのところ得点をあげているキャプテンのユーニス・マフムードがどうチームをまとめていくか。
 しかし、イラクの不運は、サッカー協会のごたごた。政府が介入しすぎるために、一時、FIFAから国際試合出場停止というペナルティもあり、ワールドカップ予選は集中できなかったために敗退。
現代はドイツ人の監督が率いる。ウォルフガング・シドカ (en) 2010.8-
実力はあってもここのところぱっとしないイラクチーム。何とか勝ち進んで欲しい。
D組みは、北朝鮮、イラン、イラクとUAEが戦います。
なんと、この組み合わせ、UAEを除いて2002年、G.Wブッシュ大統領が悪の枢軸と命名した国々。

11日からD組みは試合が始まります
   北朝鮮×UAE
   イラク×イラン→25:00NHKBS1
15日 イラン×北朝鮮→25:00NHKBS1で
   イラク×UAE 放送なし 
19日 UAE×イラン
   イラク×北朝鮮 
NHKBS1では2試合が同じ時間に組まれているために、どちらを放送するかはまだ確定していないようです。今のところ、イラクの試合でTV放送が決定しているのは、イラン×イラク戦のみ。やはり、イラクは、悪の枢軸から卒業した感があるのか、注目度は俄然、イランと北朝鮮???
出来るだけ、たくさんイラクの試合を見たいところです。NHKにリクエストしましょう。
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by kuroyonmaki | 2011-01-11 06:00 | イラク情報
今年のチョコのバグダッドの絵を担当してくれたアヤ。
昨年、ヨルダンのキングフセインがんセンターで治療していたアヤですが、お金が尽きてバグダッドに戻ったのが昨年の11月。それからビザ申請していたのですが、なかなかヨルダンのビザが降りず、ようやくビザが下りたとの連絡を受けました。
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ただ、様態はあまりよくなく、写真のように家の中でも点滴をしています。
選挙が始まる前にとにかくアンマンに移動することになりました。
正直様態はかなり悪く、体力がどこまで持つかが勝負。
彼女はウィルムス腫瘍だそうですが、バグダッドで誤診されることなくきちんと治療が受けられていたら、9割がたは助かるガンだそうです。
応援を是非お願いします。
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by kuroyonmaki | 2010-03-01 04:59 | イラク情報
会議にあわせてアルビルまで来てもらったローカルスタッフのイブラヒム。バスラの話を聞きました。
本当は千夜一夜物語のように、毎日、話を聞いていけばよかったですが、時間がな買ったのが残念。

18歳の先生
バスラの院内学級は、お絵かきをしている子どもがたくさんいます。しかし、さすがのイブラヒム先生も算数の先生なので絵を教えることが出来ません。
院内学級の絵画教室では、1)楽しくお絵かきをして時間を過ごしてもらうことと、2)絵心のある子どもを育て、イラストレーターとして、JIM-NETの活動に加わってもらうことです。
たとえば、サブリーンという少女は、生活費の保護を出して、JIM-NETの募金活動に使うイラストを提供してもらいました。しかし、サブリーンのような才能のある子が、そう簡単にいるわけではありません。また、才能のある子が、水彩やアクリル絵の具などの画材を使いこなせたら、もっと素晴らしいのにと思うこともしばしばです。
そこで、院内学級に絵画の専門家を派遣するという計画が、9月から始まりました。しかし、なかなかいい先生が見つからず、それじゃあ、ガンを乗り越えたザイナブに頼んでみたらどうかという話が盛り上がりました。ガンになったら死んでしまうんじゃないかとどうしてもネガティブに考えてしまいがちですが、ザイナブのように、元気になった患者が、子ども達に教えることは、希望を与えることにつながります。

ザイナブは、2005年に白血病になりました。
絵が好きだった彼女は、辛い闘病生活で、イブラヒム先生と絵を描いて過ごす時間が大好きでした。今は治療の効果があって、とても元気になりました。
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 久しぶりに病院にやってきたザイナブ。今日から先生ですが、まだ18歳。うまく子ども達に教えることが出来るか不安でした。でも、自信もありました。「私は、子ども達の苦しみがわかるから」
ザイナブは、絵だけでなく、手を洗ったり、マスクをしたりすることを子ども達に教えました。ガンのこどもは、抵抗力が落ちているので感染症対策がとても大切です。
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子ども達は、大喜びでしたが、
 イブラヒム先生は、「彼女は、教えるのがうまいとはいえないですね。白血球の状態もあまりよくなかったので、強く指示することは出来ませんでしたが、でも、かつて入院していた子が、5年経ってすっかり大きくなって、戻ってきてくれたことは、病院のスタッフにとってものすごくうれしいことでした。また、JIM-NETが送り続けた薬のおかげでここまで元気になっていることは、本当にうれしかった。」といいます。
 ザイナブは、実際教えてみて、いい先生になりたいと思ったようです。病気のために中退していた、高校に入りなおすために、試験を受けることにしました。
ザイナブは、子ども達に絵を教える代わりに、イブラヒム先生には算数を教えてもらいました。三ヶ月がたち、ザイナブは、学校に復学。勉強して立派な先生になって欲しいです。
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by kuroyonmaki | 2010-02-21 15:04 | イラク情報

日本を出ました。

10月26日、朝方まで、出張の準備。3時ごろ目覚ましをセットして寝たはずだったのが、目覚ましがならない!
不思議なことに、蜂に刺される夢をみておきるとすでに7時を過ぎている。
あわててタクシーに電話。雨が降っているとタクシーがなかなか電話つながんないのだが、一発でつながるというラッキー。しかし、電車の客車の中にある液晶モニターに今日の星座占いというのがあって、ふたご座は、なんと一番最後。最悪の日らしい。
今回は、イラクに薬を持っていくので、ウィーン経由になってしまった。
飛行機もなんだか小さいし、とっても窮屈な感じがして、本当、ウィーンに付いたら疲れてしまった。最悪の旅がはじまった。
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ウィーンといえば、エゴン・シーレとかクリムトで有名だが、明日少し時間があるのだけれど、残念ながら美術館は休刊日。とことん運に突き放されてしまった!?
こういうときはおとなしくしているべきですね。
ところで、ウィーンといえば、オーストリア・ハンガリー帝国。でも、飛行場は小さい。オーストリアエアもルフトハンザに買収されるし、ヨーロッパといってもそれぞれの国は、ひとつの州といった感じですね。
日本はそう思えばやはりでかい。でかいから、もっとしっかりしなきゃいかんな。
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by kuroyonmaki | 2009-10-27 12:50 | イラク情報