中東を拠点に国際協力の分野で活動する佐藤真紀のオフィシャル・ブログ コメントはkuroyonmaki@yahoo.co.jpまで


by kuroyonmaki
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カテゴリ:イブラホン( 8 )

イブラヒムより

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この夏、イブラツアーにご協力いただきましたみなさま、ありがとうございます。
イブラヒム、帰国間際に、娘が小学校に上がるので洋服を買わなければと、言っていました。
ファートマからも電話がかかってきて、「パパ、ちゃんと洋服かってね」とせかされていました。
イブラヒムがんばってくれたので、スタッフに借りていた借金(双子がビザが切れてオーバーステーになっていた)、ほとんどのイラク人はビザ切れで滞在しており、日本人も、めんどくさくてビザが切れても滞在している人もいます。一日1.5JDかなんか払えば問題ないのですが、こればたまると結構大変です。
この借金も無事に返し、娘の進学の洋服も買って心機一転、イブラヒムもがんばっています。それにしてもバスラの学校、生徒ぎゅうぎゅうづめですね。
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by kuroyonmaki | 2007-10-23 10:00 | イブラホン

帰ってきました!

ちょうど一ヶ月にわたるイブラツアー、私の役目はおわりました。
というわけで、私はこれからヨルダンに行きます。
イブラヒムは朝早く、松本に行き、のこり5日くらいお仕事をします。

今回のツアーは、地方が多くて、なんとイブラヒムも21回の講演。またいろんな江ピーソードは総括しますが、本当にいろいろな人が手伝ってくれて感謝感激なんですね。

イヤー、前半が暑くて、へばっていましたが、何とかこの夏を乗り切って、今日は名古屋から、ドバイ経由でアンマンです。

チョット、休みたいけど、休めないね、、、
では、またアンマンからブログします。
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by kuroyonmaki | 2007-09-06 13:23 | イブラホン

現在巡業中

現在イブラヒムが来日中のため、日本全国を巡業しております。
旅行記は、JIM-NETのブログをご覧ください。

http://blog.livedoor.jp/jim_net/
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by kuroyonmaki | 2007-08-15 11:07 | イブラホン

NO War

さて、イブラヒム一家がくつろぎながらイエメンでTVを見ていると、イラク戦争が始まってしまいます。
TVの画面は実際に私が、アンマンの事務所のTVを写真で写したものです。左ページがイエメン、右はイラクですがレポーターが実況中継するという形で丸め込んでいます。
戦争の絵を描いてくれたのはサファ。森住さんが1990年代の終わりころから取材しているサファアという女の子。
イエメンにいるイブラヒムの家の壁にはNOWar
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最初はここにはサダムの写真を貼っていあるように書きたかったのですが、ここはイエメンなので、むしろサレハ大統領の写真です。そこでスハッドちゃんが描いてくれた NO war ポスターを貼りました。ただしここはイエメンなので、アラビア語に代えてあります。
このポスター実は数万部すられて日本各地のデモで配られました。
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by kuroyonmaki | 2007-07-29 05:21 | イブラホン

イエメン

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そこで、イブラヒムが選んだのはイエメンでした。
このほんの隠しテーマは、幼児死亡率を下げるということがあります。
国連はMDGsといって2015年までに8つの開発目標を作りました。その中のひとつが幼児死亡率を2/3減らすというもの。
どうするかっていうと、予防注射とかをちゃんとして、保健医療を充実させるわけです。うーん、癌の子供はねぇ。。どうせ死んじゃうんでしょ。費用対効果が悪い。という理由で後回しにされてしまいます。でも、チョッとまった!一日400円の薬で白血病は3年間治療を続ければ治ります。日本は、難病ということで政府が負担します。3年間の治療にかかる薬代は、一人40万円ぐらいです。戦争やって、その出費に比べたら、ぜんぜんたいしたことないです。アメリカはイラク戦争の戦費が4兆4700万ドル、かかっている。うーん、日本もこれから軍事化してこんな出費を払っていくつもりでしょうか?まもなく日本も選挙ですけど、未だにイラク戦争正しかったって安部総理は思っている(わけないけど、日本じゃこの話、選挙の論点にならないのも変な話)
以前このブログでも紹介しましたが、日本政府はどうどうと「イラク戦争を支持したことは正しくて国連憲章にも合致している」とパンフレットを作って配っています。そんな、嘘がまかり通ると、日本だって、医療費の予算は減らされ幼児死亡率も増えていくかもしれません。話はそれましたが、なぜ、イエメンにイブラヒムが行くのか?それは中東の最貧国のイエメンのほうがまだ幼児死亡率が低かったかたらです。そして、イエメンで仕事ができたのも、国際社会が、イエメンに開発援助を行ったからで、UNICEF関係で外国人の教師を派遣するようなプログラムがあったようです。一方イラクは経済制裁で食っていくのもしんどい。栄養失調や医薬品の不足で多くの子どもたちが死んでいきました。
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by kuroyonmaki | 2007-07-27 22:31 | イブラホン

結婚

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イブラヒムとマリヤムが結婚するシーン。
バックの絵は2002年にイラクの子どもが描いた絵で、経済制裁に講義し、サダム・フセインを支持している絵。
ちょうど2002年の10月15日にサダムの信任投票が行われました。
バックには、哺乳瓶に有刺鉄線が巻きついており、経済制裁でミルクも手に入らない様子を表現しています。そして、劣化ウラン弾も放置されたまま。
イブラヒムはそんなイラクから脱出することを考えます。
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by kuroyonmaki | 2007-07-27 22:04 | イブラホン
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さて、この本の主人公イブラヒムのキャラクターをどう作るか、苦労しました。イブラヒムを描いた子どもの絵ってほとんどないのです。
ザイナブ・カマル13歳の白血病の女の子が書いてくれた一枚の絵が決め手になりました。
タッチがリアルなので、絵本全体が劇画調に。今のイブラヒムとはあまり似ていないんで、若干加工して、主人公の顔を作りました。
このように、「イブラヒムの物語」では人形劇のようにイブラヒムが活躍します。
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by kuroyonmaki | 2007-07-19 14:40 | イブラホン
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「イブラヒムの物語」みどころを紹介します。
アブラハムは、一神教を信じたものとして宗教の父と呼ばれています。まだ、ユダヤ教もキリスト教もイスラム教もなかったころから、アブラハムは唯一神を信じ帰依したものです。
アブラハムが生まれたのはバスラからさほど離れていない、ウルというところ。聖書によるとこのアブラハムが約束の地パレスチナに向かいヘブロンで死にます。
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これがアブラハムの家だそうです。
さて、この物語の主人公、イブラヒムはもちろんアブラハムのアラビア語。正確にはイブラーヒームと表記したほうがいいのではと言われたのですが、この本では日本人に親しみやすいイブラヒムで通すことにしました。

最初のページは、足を怪我した少年ムスタファ君(「お兄ちゃん死んじゃった」に収録)の有名なブランコのある風景のチグリス川の絵と、バスラのがんの女の子ハウラちゃん4歳が描いた絵を組みあわせています。バスラの近辺にはマーシュといわれる湿地帯が広がっています。彼らは葦で作った家に住んでいます。水上生活をおくっているユニークな民族です。
魚の絵もがんの子どもが描いてくれた絵です。イラクではこのフナのような鯉のような魚を炭火焼にして食べるのですがこれがおいしいです。マズグーフといいます。楔形文字はこのように象形文字として発展しました。漢字にもにていますね。
ともあれ、アブラハム=イブラヒムは宗派対立をまとめるキーワードかもしれません。
そして皮肉なことにもアメリカが開発したエイブラハム戦車は、イラクに侵攻して劣化ウラン弾を打ち込んでいきました。イブラヒムの不幸な物語は、エイブラハム(イブラヒム)という名前の戦車から放たれた劣化ウラン弾から始まったのかもしれません。
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by kuroyonmaki | 2007-07-17 13:25 | イブラホン