イラクの南部
2007年 07月 19日
イラクの地図です。この地図からもわかるように南部イラクは、実は湿地帯になっています。
マーシュアラブといってここで暮らす人たちは葦で造った家に住み、カヌーで移動します。
バスラの子どもたちの絵には葦で作った家とカヌーの絵が結構たくさんあるんですね。
私自身は湿地帯を車で通り過ぎたことは何度かありましたが、治安が悪化のために結局立ち寄ることはできませんでした。
2004年の3月に水牛がいたので車を止めて写真を撮りましたが運転手が危ないから絶対に外に出るなといったので、車の中から写真を撮っていましたね。いつか平和になったら、水上生活をやっている彼らをぜひ訪問したいものです。
さて、実はマーシュアラブを主人公にした映画があります。
「葦の男」がそれ。
何年か前、国際交流基金が日本でアラブ映画祭を行い私も見に行きました。なかなかいい映画でした。調べてみるとDVDが出ています。サブタイトルは英語ですが早速購入しました。
Zaman, the Man from the Reeds ★★
2003年/77分/カラー/イラク=仏/35ミリ
監督:アーメル・アルワーン
チグリス河畔の小さな葦の家で、妻や養子と暮らす初老のザマンは、奇病を患い病状が悪化した妻の薬を求め、遠いバグダッドに旅立つが…。アメリカ軍によるイラク爆撃の直前、果敢に撮影された本作でザマンを演じたサミー・カフタンはイラクを代表する名優であり、2004年カルタゴ映画祭では最優秀男優賞を受賞した。
by kuroyonmaki
| 2007-07-19 07:03