あしたのチョコができるまで 2 -グリーン・エナジー
2012年 12月 05日
チョコの缶は、シンプルなデザインにしようというのは、最初からありました。
アルビルを歩くヌールの家族
グリーンなイメージです。花とか、福島にちなんだものとして、キビタキ(県の鳥)とかもかいてもらった。ただこの段階ではコンセプトが全くないので考えられるものをただひたすら描いてもらって素材集めの段階です。
4月ようやく国内のしごとも落ち着いて、アルビル入りするのですが、そこで、もう、正面切って脱原発とか言っていかなくちゃと腹を決めるわけです。
やっぱりスタッフやサポーターの中には、かわいいチョコレートっていう意見もあり、原発とかとはかかわりないところでやっていきたいという考えの人もいます。でもそんなこと言っている場合じゃない。再稼働という話も出てくるわけ。ちょこっと英語で Power to the people !No nuclear power to the people!
とかいちゃっている。昨年も実は書いちゃっているんですが。
今回、アラビア語をデザインしています。
これは、グリーンエナジーって書いてあるんです。なぜアラビア語かというと、やっぱり、僕たちがイラクから離れっちゃったら、本当にイラクは忘れられてしまうという危機感からしっかりとアラビア語でアピールしようということだったと思います。福島を忘れないでとよく言われて、でもそう簡単には福島は忘れならないと思う。一方イラクはというと本当にどうなるんだろうという危機感がある。でも単純にアラビア語のデザインてものすごく美しい。
by kuroyonmaki
| 2012-12-05 03:10
| あしたのチョコ