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中東を拠点に国際協力の分野で活動する佐藤真紀のオフィシャル・ブログ コメントはkuroyonmaki@yahoo.co.jpまで


by kuroyonmaki
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福島支援のあり方

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FUKUSHIMA+T イニシアティブについて。

 私たちは、イラクで劣化ウラン弾の被害にあった子ども達の支援を行なってきたNGOとして、福島原発の放射能汚染に対し、何か協力が出来ないか考えてきました。
特にJIM-NETはネットワークであり チェルノブイリ連帯基金を率いてきた鎌田實医師や、イラクのガンの原因研究を行なっている信州大学医学部、脱原発をテーマとしたドキュメンタリー映画を撮り続ける鎌仲ひとみといった人材やネットワークを抱えています。
 そこで、7月から本格的に、福島の支援に取り組む方向を打ち出しました。
JIM-NETの取り組みの特徴をまとめます。

1)福島イニシアティブ
福島の復興は福島の人たちが主体になって決めていく→住み続けるか、移住するかの選択など。
復興開発等

2)東京責任
福島原発の問題は東京電力、東京都が株主つまり、東京都民には、何らかの責任が免れない。

3)グローバルな問題
放射能汚染は国境を越えて広がっている。
国際的なネットワークで取り組む。原発村の構造的な問題は、劣化ウラン弾や、核兵器の製造とも関連しており、日本が国策としている原発技術の無責任な輸出などに歯止めをかけることや、劣化ウラン弾の製造禁止などといったアドボカシーにも積極的に取り組み、国際平和に貢献する機会ととらえる。

もちろん我々は、イラク支援に関して、今までどおりの支援を続けており、イラクの経験が福島に活かされ、また福島での経験がイラクでの活動に活かさされることに期待しています。

●7月から3ヶ月間のアクションリサーチを行なう。
●FUKUSHIMA+Tの活動として、福島大学災害ボランティアセンターの主催する子ども達の三重県でのサマーキャンプに資金援助と人材派遣を行ないます。(8.9-8.13)100万円を拠出
募金は募金先は
郵便振替口座:00540-2-94945
口座名:日本イラク医療ネット
通信欄に「フクシマ」とお書きください
●東京地区への福島からの避難者への支援

→とはいえ、私たちに出来ることは、限られています。
むしろ小さなことでもじっくりとしっかりと考えていく姿勢を貫きたいと思います。

とりあえずこんなことを今考えています。よく、東北とイラクどうやって行くんですかと聞かれるし、自分自身問いかけてきたことです。東北の人たちと寄り添う、目の前に困った人がいたら誰でも手を差し伸べたいけど、仕事としてやる場合は、しっかりとした議論が必要。それぞれの分野で、専門的に活動している人たちが居るから僕らは安心してみてられる。JIM-NETは、イラクとフクシマわけ隔てることなく自然に両方にかかわれると思います。
by kuroyonmaki | 2011-07-05 04:11