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中東を拠点に国際協力の分野で活動する佐藤真紀のオフィシャル・ブログ コメントはkuroyonmaki@yahoo.co.jpまで


by kuroyonmaki
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自衛隊が石巻から撤退すると入浴サービスも終わってしまうのか?

自衛隊が撤退し、お風呂がなくなるかもしれない。
6月12日の「石巻河北」という新聞に記事が出ると、お風呂を利用している被災者の不安が一気に高まった。JIM?NETの運営する「不動の湯」も7月20日までは、永巌寺の敷地内を使えるが、お盆前までには場所を移してほしいと言われている。
近くには、図書館と、日和山に陸自山形第六後方支援隊がお風呂を設営しているが、6月19日に撤退を市に申し出たという。陸上自衛隊に問い合わせたところ、「市に撤退を申し出た。返事を待っているところ」だという。
永厳寺の近くには、海上自衛隊が運営する「北上の湯」がある。
小川隊長は、「海上自衛隊は、ニーズがある限り撤退はしません。しかし、この地域は冠水するので、市が指定する場所に6月16日に移動します。移動先は、まだ市から連絡がありません」北上の湯は、一日200人が利用している。もしこの風呂の移動先が、遠方になれば、200人が、JIM?NETの風呂を利用することになり、現在45人程度が利用している不動の湯にとっては、まかないきれない。また、小川隊長は、「燃料と給水を陸上自衛隊に依存しているので、陸上自衛隊が撤退してしまうと続けるのが難しい」という。市の産業課の担当者は、「自衛隊は、要請がある限り続けると言っていた。まだまだ状況は厳しく、要請を出しているのに」と首をかしげる。
陸上自衛隊は、物資の移送や管理を、民間に移す意向を調整会議で伝えたという。
それによると、6月21日に物資移送を、6月23日には、倉庫業務を移管する。しかし入浴に関しては、とてもじゃないが民間で運営できるような風呂はない。JIM-NETが設営した風呂でも湊小を合わせ、両方でマックス一日に250人しか入れない。
いつも風呂を利用している住民は、「飯を2日抜いてでも、お風呂に入りたい。これから暑くなって、大変な時期に一体どうするのか」と怒りをあらわにした。
私達JIM?NETとしても、もうしばらくは、入浴サービスを続ける。自衛隊にも残ってほしい。
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by kuroyonmaki | 2011-06-15 13:33